「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第6節 福岡-横浜FC】「こじ開けたかったが、最後の質を含めて、少し雑だった」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第6節
日時:2017年4月2日(日)14:29キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/10,464人
結果:アビスパ福岡 0-0 横浜FC

◎井原正巳監督;
Q:試合を振り返って
「今日のゲームは、試合前に雷が鳴ったということで試合開始時間が遅れたり、試合中にひょうが降って中断したりと、集中力を保つのが難しい中で、選手たちは90分間、集中力を切らさずに戦ってくれたなと思っています。そういう中、多くのサポーターが集まってくれて、何とか勝点3をプレゼントしたかったんですが、結果的に勝点1しか取れなかったのは、残念に思っています。ここ2試合、0-0というゲームが続いたんですけれども、横浜FCは非常に力のあるチームですし、今日もかなり守備のところも粘り強く、球際も含めて戦ってこられたと思います。そういう中で、何とかこじ開けたかったんですけれども、最後の質のところも含めて、少し雑だったかなというふうに思っています。セットプレーも多くチャンスを作りましたが、中から弾き出されたりというところもありましたし、アタッキングサードの精度を上げていくことが課題かなと思っています。次も町田とのホームゲームが続きますが、そこで勝点3を取れるように準備していきたいと思います」

Q:記者席から見る限り、キックオフの陣形は4バックで、ワンプレー終わってから3バックになり、10分程してから4バックになったように見えました。どんな意図があったのでしょうか?
「最初は3バックで行く予定ではいました。キックオフの形だけは4バックでやって、そのあとは3バックでスタートしたのですが、少しサイドのところのマークがルーズになり、そこから、立ち上がりに何本かピンチを招いたので、すぐにシステムを変更して4枚に戻して、サイドのケアをしつつという意図がありました。前に今日はポッビが入りましたけれども、あのメンバーは4-4-2を十分にやっているメンバーなので、形を変えました」

Q:ペナルティエリアの辺りまでは、いい形で進めるのですが、そこから引っかかってしまうとか、タイミングが合わなかったりとか、そういうシーンが多かったように思います。改善のためには、どういったことが必要だと思われますか?
「そこからもうひとつ深いところへ入っていくダイアゴナルな動きだったり、最後のクロスの精度、クロスに対する入り方などですね。ウェリには一番いいところで待っていてくれと言っているので、ウェリが真ん中で待っているところの前、ニアのところであったり、あるいは、ファーであったり、入るエリアというところを、ほかのメンバーで徹底していかないと、最後のところは崩れないのかなというところはあります。また、ウェリも、中が1枚であれば、GKの前に入らなければいけない時もあると思います。それは練習で改善できるところなので、チーム全体で改善していきたいと思います。それと最後のところで、みんなクロスを待っているだけではなく、もうひとつ入っていくことも必要なのかなというふうに思います」

Q:今日はポッピ選手を初めて先発で起用されました。評価をお願いします。
「今日は、ウェリと組んでの2トップで初めての先発でした。ここまでずっと途中から使っていく中で、コンディションも上がってきましたし、ウェリとは同じブラジル人でコミュニケーションも取れるので、彼には前への推進力という部分と、決定的な仕事もできる選手なので、それを期待しての起用になりました。ゴールはなかったですけれども、前線への飛び出しとか、ウェリとのコンビネーションとか、いいシーンはかなりあったと思いますが、よりそこからの精度を高めていくことと、より早くゴールという結果が彼に生まれれば、自信と次につながっていくのかなと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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