「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第11節 徳島-福岡】「追加点を挙げきれなかったことが後半に響いてしまった」/井原正巳監督(福岡)

2017明治安田生命J2リーグ 第11節
日時:2017年5月3日(水・祝)16:03キックオフ
会場:鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム/5,832人
結果:徳島ヴォルティス 2-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]實藤(20分)、[徳島]島屋(24分)、内田(53分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日はGWの中、福岡から多くのサポーターが駆けつけてくれて声援を送ってくれたんですけれども、引っくり返されてしまい、非常に申し訳なく思っています。
前半は風上ということもあって、我々の狙いが非常に出せたゲームでもありますし、その中で先制点を奪い、2点目、3点目も取れるような展開であったと思います。そこで追加点を挙げきれなかったところが、後半に響いてしまったのかなと思います。後半は風向きが逆になって、押し込まれることは想定はしていましたけれど、徳島さんの前へのプレッシャー、前への意識を含めて、我々に圧力をかけ続ける姿勢は本当に素晴らしく、後半は完全に徳島さんのゲームだったなと思っております。引っくり返されたシーンはミスからではありますが、本当に素晴らしいシュートでしたし、そういう最後のところも含めて、我々はチームとして、いろんなところを改善していかなくてはいけないなと、改めて感じさせてもらったゲームでもあります。中3日で松本との試合が控えておりますので、この敗戦をしっかりと、次のゲームに向けての修正の糧として、松本戦に向けて、しっかりと準備していきたいと思います」

Q:失点シーンを振り返っていただいて、どんなところに問題があったのでしょうか?
「1失点は、5バック気味になっている間にボールを入れられたものですが、それはトレーニングでも、いかに中を閉めるかというところをやってきたんですけれども、そこを突かれてしまったというところです。そして、シュートはプレッシャーに行った股の間を抜けてきた感じのもので、シュートを褒めるべきではあると思うんですけれども、もう少し寄せるなど、最後のところでのあと一歩の部分を、もっと、もっと、突き詰める必要があるのかなと思います。2失点目はミスからのもので、褒めるべき素晴らしいシュートだったと思いますが、結果論かもしれませんが、最後のところで、もう一歩、50センチ寄せていれば体に当たっていたかもしれないので、そういうところをチームとして改善していきたいと思います」

Q:後半に入って末吉選手に代えて城後選手を投入されましたけれども、城後選手には何を期待して、どのような指示を与えられたのでしょうか?
「ボランチのところに入ってボールに関わることと、状況を見て、ゴール前にどんどん入って欲しいということを期待して送り出しました。ただし、徳島さんのプレッシャーが非常に厳しく、なかなかボールに関われなかったなというところは、実際のゲームの中では、そういうシーンが多かったかと思います」

Q:ネガティブになっても仕方ないですし、まだまだチャンスはありますが、自動昇格するということを考えると、内容はともかく、今日の試合は勝たなければいけなかったと思います。すぐに改善できるものも、そうでないものもあると思いますが、自動昇格をするためには、これから身に付けなければいけないものは何だと、監督はお考えでしょうか?
「今日はセットプレーからのゴールは取ることはできましたけれども、追加点、あるいはチャンスをモノにする、そういう力ですね。今日は特に前半は、本当に多くのシュートを打っていると思いますが、そういう中で決めきる力というものが必要になってくると思いますし、そこはまだまだ改善できる部分だと思いますが、自動昇格の上では、内容的に勝っているゲームを、しっかりと勝ち切るために、決めるところを決めるという力が大事になってくるかなと思います。あとは守備のところで、今日の失点シーンもそうですけれども、人数がいるにも拘わらずやられるとか、ミスが、そのまま失点に直結するとか、そういうことはあってはならないと思います。それをチームとして、いかに改善していくかということについては、しっかりと検証しつつ、もっと、もっと突き詰めていきたいと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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