「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第12節 松本-福岡】気迫あふれる勝利。「選手は戦う気持ちを90分間見せてくれた」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第12節
日時:2017年5月7日(日)13:03キックオフ
会場:松本平広域公園総合球技場(アルウィン)/13,792人
結果:松本山雅 0-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]ウェリントン(22分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「まずは、今日も福岡から多くのサポーターが来てくれてパワーを送ってくれました。何とか勝つことができてよかったと思います。
我々は前節、徳島さんに敗れたということで、その流れを断ち切らなくてはならないという想いで松本に乗り込んできました。松本さんとは非常に相性が悪いと聞いていましたし、このスタジアムで勝つことは難しいというところで、とにかく90分間、自分たちの力を出し切ろうということでゲームに入りましたし、特に気持ちのところは、強く選手にアプローチをしてきました。そういう中で、選手は戦う気持ちを90分間見せてくれたと思います。後半は危ないシーンもありましたけれども、そういう中で、全員で体を張って、最後は凌ぎきって、何とか連敗をせずに勝利を掴むことができました。昇格という目標を掲げている中で連敗はしてはいけないと思うので、本当に良かったなと思っています。ただ、上位との勝点差はまだまだありますし、今日のようなゲームを、これから続けていかなければならないので、次に向けて、しっかりと準備をしていきたいと思います」

Q:連戦ということもあったと思いますが、今日は坂田選手とジウシ―ニョ選手をシャドーの位置で先発させました。その狙いを教えてください。
「前線での前への推進力と、ゴール前のパワーというところで、ウェリ、ポッピ、石津の3人は、コンディションのこともあり、少し、ゴール前に入っていくパワーが足らなくなって来ていたと感じたので、ハードスケジュールということもあって、思い切って、今日は、その2人の先発を決断しました。ジウシ―ニョは、これまでも交代で入って活躍してくれていましたし、戦うところというハートの部分では、チームに活を入れてくれたと思います。また、坂田は経験豊富な選手で、いつも役割をしっかりと果たしたくれますし、、今日の2人の試合のボリュームというものは、非常に良かったと思います」

Q:今日は前半がアビスパのペース、後半は松本のペースという試合でしたが、それも、お互いの力が拮抗していたからだと思います。その中で、敢えて後半の戦いの中で反省点があるとすれば、どのようなところでしょうか?
「少しずつラインが下がってしまったというところですね。前半は、いい形で前の3人のオーガナイズができていて、プレッシングも効いて、いい形でボールを奪えていたのですが、後半は、少し受けてしまったというのと、前へ行けなくなったというところがありました。松本さんも割り切って長いボールを入れてきた中で、中盤を飛ばされて押し込まれたという形だったかなと思います。ただ、それも想定内でしたし、そういう中で、しっかりと体を張って、全員で守ってくれたなと思っています」

Q:岩下選手が久しぶりに復帰しましたが、今日のプレーの評価をお願いします。
「怪我から回復して、ようやく戻ってきてくれましたが、ディフェンスラインの統率、そしてディフェンスでの気の利いたプレー、ビルドアップのところも含めて、久しぶりの試合でしたが、しっかりとプレーしてくれたなと思っています。彼のリーダーシップというのはチームには欠かせないと思っていますし、試合勘というのは少し鈍っていたところもあると思いますが、それはまた次に向けて上げていってくれればと思います。冨安が今日の試合を最後にU-20日本代表の方へ行ってしまうので、岩下が帰ってきてくれたのは大きいと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ