「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第16節 福岡-群馬】「選手たちの団結力がより深まっている。続けてやっていきたい」/森下仁志監督

2017明治安田生命J2リーグ 第16節
日時:2017年5月28日(日)13:01キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/8.025人
結果:アビスパ福岡 1-3 ザスパクサツ群馬
得点:[群馬]カン スイル(14分)、高井(27分、39分)、[福岡]ウェリントン(45分)

◎森下仁志監督(群馬);
Q:試合を振り返って
「今日も、遠く福岡に群馬からたくさんのサポーターの方に来ていただいて、本当に感謝しています。選手の背中を後押ししてくれたと思います。今週は自分たちが、どのようにボールを持つかというトレーニングを徹底してやった成果が、前半は良く出たかなと思います。選手が、ポジショニング、状況を選ぶということに関して、少しずつ良くなって来ているかなと思います。やられるとしたらセットプレーかクロスと思っていたので、前半の1失点は残念でしたけれども、後半も選手は粘り強くやってくれたと思います。ただ、後半でもボールを持てる時間帯はありましたが、ボールを無くすタイミングがすごく早いので、ああいう部分でも、したたかにボールを動かせるように、判断も含めて、すべてを上げていけたらなと思います」

Q:今季3連勝で、初めて降格圏を脱出した形になりましたが、その辺りについて、どのような感想を持たれていらっしゃいますか?
「僕自身は順位表とか、勝点とか、まったく見ていません。3月、4月は難しい状況が続きましたけれども、特にアウェイの試合はいいゲームがすごく多くて、それがいま、いい結果につながってきているのかなと思います。もうひとつは、守備のトレーニングも含めて、選手たちが、このシステムのやり方について理解してきているかなと思います。でも、まだまだ、ゲームの状況を見て、ゲームをもっとコントロールしなければいけないというか、ちょっと受け身になると、ボールを放棄するようなプレーがいくつかあったので、そこは徹底していこうと思っています。また、先日の試合でも言いましたけれども、難しい状況の中で、選手たちの団結力がより深まっているので、これを続けてやっていきたいなと思います」

Q:福岡さんは、すごく決定力のあるチームですが、試合前には、どのようなことを指示されたのでしょうか?
「一番は、ウェリントン選手を自分たちのペナルティエリアから遠ざけることが狙いで、前半は良くやってくれましたけれど、まだまだラインコントロールも含めて低い状況もあるし、後半はああいう状況になってしまいましたが、成長している部分があるとすれば、粘り強く0で抑えられたのがひとつかなと思います。でも、まだまだ、あそこまで追い込まれずに押し返せるように、攻撃の質、もっと、もっと上げたいと思います」

Q先制ゴールのシーンでは、岡田選手が体を張ったところが得点につながったのではないでしょうか?
「本当に、この連勝が続いている間、(岡田)翔平は、すごくいいパフォーマンスをしてくれていますし、(カン)スイルも、(高井)和馬も、その3人が攻守に渡って、よく走ってくれていることが、この結果につながっているかなと思います」

Q:今日の勝因としては高井選手の2ゴールが大きかったと思います。彼の評価を聞かせてください。
「いやいや、今日は、代えざるを得ないような状況になっていましたけれど、和馬の力からすれば、本当は最後までグランドに立っていなければいけません。昨日、これまでは、ずっと1試合で1点だったので、2点、3点取れるように欲を出せと話しをして、今日は2点取りましたけれども、3点取れる力はあると思うし、もっと、もっと貪欲にやってほしいと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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