「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第17節 福岡-讃岐】「前半は非常にいい形で入れた。最後はしたたかに勝ち切れた」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第17節
日時:2017年6月3日(土)13:03キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/6,168人
結果:アビスパ福岡 3-1 カマタマーレ讃岐
得点:[福岡]ウェリントン(4分)、山瀬(12分)、[讃岐]原(18分)、[福岡]岩下(28分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日も多くのサポーターが駆けつけてくれて、声援をしていただきました。前節は悔しい負け方をしたので、今日は何としても連敗しないようにと臨みましたが、サポーターの声援が本当に励みになりましたし、力になりました。何とか勝点3を取れて良かったと思います。讃岐さんは順位こそ下の方ですけれども、非常に粘り強いチームですし、カウンターのスピード、前への推進力というのが非常にあるチームなので、カウンターを受けないように、今日はリスク管理のところは注意して入ろうということと、前節の反省を生かして、前半の入り方を、もう一度徹底しようということで臨みましたが、いい形で入れたと思います。早めに先取点を奪うことができましたし、その後も、2点目を取り、1点は取られましたけれども、もう1点取って突き放すことができたので、前半は非常にいい形で入れたと思います。後半は、押し込まれるシーン、危ないシーンも作られましたけれども、GKの杉山を含めて全員で体を張って、何とか最後はしたたかに勝ち切れたのかなと思います。ピンチもありましたけれども、後半の戦い方を含めて反省をしながら、次につなげていきたいと思います。次はジェフとのアウェイでの試合がありますし、もっと、もっと、この流れを続けていけるように、いい準備をして、1戦、1戦やっていきたいと思います」

Q:讃岐さんのカウンターと、試合の入り方に注意したということでしたが、戦術的な部分で、何か変えられたところはあるのでしょうか?
「讃岐さんと群馬さんは、システムも違いますし、チームの特長も違いますが、そういう中で、我々のボールの運び方、ビルドアップのところを含めて、前半は亀川、コマ(駒野)が上手くサイドで起点を作りながら、そこから相手のディフェンスラインの背後を突くシーンというのは、かなり作れたと思いますし、両サイドからのゴールのシーンも生まれましたから、そういうところは狙い通りだったかなと思います。最初のチャンスをモノにできたのも大きかったかなと思います」

Q:前節からの流れの中で、メンバーを代えずに臨まれましたが、その辺りの意図を教えてください。
「前節は1-3で敗戦はしましたけれども、ゲーム内容的にはいい時間帯が多かったですし、結果的には3失点してしまいましたけれども、我々は多くのチャンスを作っていましたし、決めていれば逆の結果になっていたというのもあり、もう一度、同じメンバーで行こうという決断の下、今日のメンバーになりました」

Q:ゲームへの入りという部分で、どのような指示を出されたのかと、杉山選手の状態が分かるようでしたら教えてください。
「ゲームの入りは、相手の4-4-2のブロックのプレスが高い位置から来るのか、それともリトリートしてくるのかというところを、自分たちでしっかりと判断して、高いところから来れば、どういう形ではがしていくのか、引かれたら、どこから攻めていくのかということを整理して臨んだつもりですし、選手たちも、慌てずにしっかりとやってくれたかなと思います。サイドの攻撃のところのイメージと言いますか、トレーニングで取り組んできたことに関しては、ある程度、今日のゲームでも表現できたかなと思っています。また、杉山の状態ですけれども、目のところから出血があるので、その影響で視野のところも含めて、しっかりと病院で診断してもらうということで、病院の方に行きました。詳しいことはまだ分かりませんが、大事に至らなければいいなと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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