「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第30節 福岡-水戸】「課題は攻撃のところ。もう一度整理して讃岐戦に備えたい」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第30節
日時:2017年8月27日(日)18:03キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/8,075人
結果:アビスパ福岡 0-0 水戸ホーリーホック

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日は夏休み最後のホームゲームということで、たくさんのサポーター、子ども連れの方も多く、アビスパを応援しに来てくれたと思っています。2連敗中でしたし、何とか白星を取って勝点3をプレゼントしたかったんですけれども、引き分けということで勝点1に終わってしまったのは残念な気持ちでいっぱいです。
ただ、水戸さんは非常に粘り強く、ハードに、全員が粘り強くやってくるチームで、特に前のスピード、カウンターは脅威だなという中で、ディフェンスに関しては、2連敗している中で、今日、無失点で終われたことは次につながるかなと思っています。課題は攻撃のところで、いかにゴールまで持って行くかというところを、来週はウェリも累積明けで帰ってきますから、その中で、チームとしてゴールを取るために、もう一度整理をして、しっかりといい準備をして、次の讃岐戦に備えたいと思っています」

Q:無失点ではありましたけれども、後半の20分くらいまでは、意図的にボールを奪うシーンがなく、相手のミスでボールが回ってくるという状況でした。結果は無失点でしたが、守備の部分で気になるところはなかったでしょうか?
「前からのチェイシング、ジョッキーと言いますか、今日はリキ(松田)とテル(仲川)で2人で限定するというところでスタートしたのですが、相手がボランチを含めて4枚で回す中で、そこをはっきりと掴みきれない時に、少し、危ないシーンと言いますか、押し込まれるシーンはありました。ただ、ある程度、しっかりと残りの8枚が守備のコンパクトさを保っていれば、水戸さんの攻撃のところのストロングは、引いた相手を崩すというよりも、しっかりと守って、そのあとの素早いカウンターというところなので、ある程度やらせても、最終的には大丈夫だろうというのがあったので、許容範囲だったかなと思っています」

Q:今日は、GKに久しぶりに杉山選手を起用されました。その意図と評価を聞かせてください。
「開幕から10数試合、ずっと試合に出ていましたし、その中で交代するという試合が何試合かあり、この前の水戸戦でも脳震盪で交代はしているのですが、今日は久しぶりのゲームになりました。その間、兼田がしっかりと代わりを果たしていてくれたのですが、この連敗の中で、少し流れを変えたいというところと、杉山自身、怪我も直してコンディションを上げてきて、調子も戻ってきたので、今日は杉山で行こうということでスタッフ等とも話をして、GKのところだけ選手を変えました。久しぶりの公式戦でしたけれども、落ち着いて彼の仕事をやってくれたと思っています」

Q:前節の結果が出た中での試合で、今日は勝点1でもOKと言いますか、そういった考え方もあっての試合だったのでしょうか?
「いえ、勝点3を取ろうということでした。我々は下を見るのではなくて、湘南さんに対して、これ以上離されないということ、昨日の結果で勝ち点を8に開かれてしまったので、もう一度5に戻そうという形でゲームには入りました。昨日のゲームの結果は我々にとってはラッキーな結果と言えるものですが、今日勝つことで、さらに下のチームを3離すことができたのて、残念な結果でもあります。ただ、勝点1を無駄にせずに、少しでも積み上げていくことは、今後の大事なことにつながっていくと思うので、そういう意味では、ポジティブに捉えたいと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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