「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第35節 福岡-山口】「早い時間帯で2得点され違いが出てしまった」/カルロス マジョール監督

2017明治安田生命J2リーグ 第35節
日時:2017年9月30日(土)14:03キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/9,050人
結果:アビスパ福岡 2-1 レノファ山口
得点:[福岡]山瀬(15分)、松田(18分)、[山口]前(90+5分)

◎カルロス マジョール監督(山口);
Q:試合を振り返って
「難しい試合でした。早い時間帯で相手が2得点をして、我々は2点のビハインドの状況になってしまいましたが、やはり、そこで違いが出てしまったように思います。後半、2-0のビハインドの状況から、まずは1点を返して、そこから同点、逆転しようと狙っていきましたが、相手も追加点を狙ってきていたので、最終的な2-1というスコアは、この試合の内容を表しているものだと思います」

Q:前半の途中から3バックから4バックに変えましたが、その意図を教えてください。
「2-0で負けているという状況でしたから、ディフェンス面での改善、変更というものが必要だと考えました。その時間帯は相手の方が自分たちを上回っていましたから、チームとして状況を打開していくために4バックに変更しました、変更した後は、選手たちは変更の意図を踏まえて戦ってくれたと思っています」

Q:次の試合に向けての改善点という部分では、どういうところになるのでしょうか?
「まずはフィジカル面を見ていく必要があるかと思います。今日は渡辺、宮城の両選手が途中交代を余儀なくされました。そして戦術面に関してですが、まずは、ディフェンス、中盤、そして前線の選手というふうにポジションごとに分けて見ていきたいと思っています。月曜日から、また次の試合に向けて準備していきたいと思います」

Q:先ほど、違いが出てしまったとおっしゃいましたが、それは対戦チームとの違いという意味でしょうか?それとも、ほかの面での違いということでしょうか?
「相手が先制点を取るまでは、ある程度拮抗した五分の展開だったと思っていますが、相手が2得点して、2点のビハインドを背負った状態になってからは、相手が2点というリードを利用して、気持ちよくプレーしていたと思います。後半、私たちは1点を返すことができましたが、それ以上に、アビスパは3点目を取ろうとして攻撃に出ていたと感じています。ですから、2-1という結果は、この試合にふさわしいものだというふうに見ています」

Q:監督は、以前、アビスパでプレーされていましたが、久しぶりに、このピッチに帰って来た感想を聞かせてください。
「いまの自分の感情は、半分はとてもいい気分ですし、半分は良くない気持ちがあります。いい感情がわいてくる理由は、私はこの場所で、人生の中で素晴らしい3年間を過ごしましたし、昇格も経験したからです。同時に悲しい感情がわいてくるのは、レノファの監督としてやってきて、勝つことができなかったからです。たくさんの思い出がありますからうれしい感情はありますが、やはり勝てなかった悔しさというものを感じています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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