「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第38節 福岡-千葉】「まだ昇格圏にいる。勝点3を取ってこれるよう準備したい」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第38節
日時:2017年10月22日(土)14:03キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/10,490人
結果:アビスパ福岡 0-1 ジェフユナイテッド千葉
得点:[千葉]船山貴之(30分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「まずは台風の影響て天候が悪いなか、本当に大勢のサポーターが駆けつけてくれて、我々にパワーを送ってくれました。にも拘わらず、結果として勝点3をプレゼントできずに本当に申し訳ないと思っています。
ゲーム全体のボリュームとしては悪くなかったと思いますし、前半は少し受ける形にはなったと思いますが、それも想定内のことで、ほぼ問題はなかったと思っています。我々に今日は勝利の女神がほほ笑んでくれなかったなというところだったと思っています。ウェリの2本のPKもありましたし、チャンスも作りましたが、相手のGKの佐藤君のファイセーブもあり、千葉さんのディフェンスを少し乗せてしまったのかなというのは少し感じているところです。次に向けて、この敗戦を生かしていくしかないと思いますし、我々はまだ昇格圏にいます。その順位を残り4つ、しっかりと維持すること、そして、今日の試合で何人かの怪我人と出場停止が出てしまいましたが、それを総力戦で全員で乗り切っていくことが大事だと思います。しっかりと切り替えて、次のヴェルディ戦はアウェイですけれども、そこで勝点3を取って帰ってこれるように、また準備をしていきたいと思います」

Q:前節の試合も、今日の試合も、内容的には悪くない、特に今日は互角だったと思いますが、どうしても失点が出てしまうというところについては、監督はどのようにお考えですか?
「今日のところはPKのところからのカウンターでしたし、そこのリスク管理のところは、常に口酸っぱくいっていますし、意識もさせています。またまだ、そこのところの集中力、帰陣するところのスピード、あるいは、多分、大丈夫だろうという気の緩み、そのようなものが失点につながったのだと思います。そういうところが我々の力の無さだと思いますし、この敗戦、この失点をしっかりと受け止めて、同じ失敗を繰り返さないようにするしかないかなと思います」

Q:攻撃の部分では、残り4戦で流れの中からの得点を増やしていくためには、何か修正点投下ありましたら教えてください。
「今日はウェリントンが先発ということで、彼を中心に攻撃の組み立てを考えていた中で、前半、後半含めて、彼をターゲットとする時間帯を出せていた時間帯もありました。彼に絡む選手というところでは、仲川であったり、山瀬であったり、途中でシステムを変えながら、彼の特長を生かしつつ、背後を狙うということでしたが、今日のような千葉さん相手には、そういうスペースがあったと思うので、何度かチャンスは作れていたとは思います。ただ、それを最終的にゴールに結びつけていく、最後のアタッキングサードからボックスに入ったところの質を高めていく、そこは永遠の課題ではあるのですが、残りの4試合、そこを意識して行くしかないかなと思っています。ただ、今日はPKが2本あったということは、ボックスの中に入っての動き出しであったり、ゴールに向かう動きというものがPK2本につながったと思うので、それは決して悪いものではないので、ポジティブに捉えて続けていきたいと思います」

Q:負傷した三門選手ですけれども、怪我の状態、今後の見通しはどんなものでしょうか?
「まだ分かりません。多分、筋肉系のトラブルだと思いますが、超人的な回復をすれば間に合うかもしれませんし、次は間に合わないかもしれませんし、そこはもう少し経たないと分からないと思います」

Q:ウェリントン選手はPKを2本外してしまったシーンもありましたし、最後のシーンもそうですけれども、精神的なところで不安定な部分が感じられますが、プレッシャーのようなものを感じているのではないかと思います。監督からご覧になつていかがでしょうか?
「今日は彼の日でなかったというだけで、PKも今までに何本も決めてきていますし、今日は相手のGKの佐藤君に駆け引き、またファインセーブに阻まれたということだと思います。2本目はポストに嫌われたというところですが、そこはサッカーなので、PKを決められる時もあれば、決められない時もあるし、DFの選手でも、PKを取られることもあるし、そこを後悔していても仕方がないので、それも実力だと思って乗り越えていくしかないと思っています。彼自身、自分のやろうとしていたこと、チームのためにプレーするというところでは、チャンスも作ってくれましたし、そういう部分では、90分間やってくれたので、次節は出場停止ですけれども、また戻ってきた時に、今日の悔しさというものをパワーに変えて晴らしてもらえればと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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