「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第42節 岡山-福岡】「まずは準決勝に勝ってファイナルに行けるように準備したい」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第42節
日時:2017年11月19日(日)16:03キックオフ
会場:シティライトスタジアム/9,894人
結果:ファジアーノ岡山 1-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]ウェリントン(52分)、[岡山]喜山(59分)

◎井原正巳監督;
Q:試合を振り返って
「まず、今日は本当に大勢のサポーターが福岡から駆けつけてくれて、アウェイのスタンドを目いっぱい埋めて我々に声援を送ってくれました。本当に感謝しています。ゲームは残念ながら追いつかれて引き分けということで、順位を4位に落としてしまってプレーオフに回ることになりました。本当に岡山さんのアグレッシブな守備に前半からてこずりまして、我々が主導権を握ってというゲームができなかったと、特に前半は感じました。そういう中で、まず先制点をいい形で取れて自分たちのゲームになりかけたところで追いつかれてしまって、我々のゲームの進め方、セットプレー崩れからの失点というところでは、今シーズンの我々の流れと言いますか、勝ち切る力という部分で、今日の試合も修正できなかったのかなと思っています。ただ、追いつかれてからも90分間、ゴールを目指して戦ってくれましたし、あわよくばというシーンも多くありましたので、それはプレーオフにつながると思いますし、今日のゲームのように、終盤は厳しいゲームが続いていますが、次のプレーオフも間違いなく同じようなゲームになると思います。まずは準決勝に勝ってファイナルに行けるように準備したいと思います。相手は東京Vさんに決まったと思いますので、そこでしっかりと勝って決勝に進められるように準備をしていきたいと思います」

Q:先制した後、どのようにゲームを進めるのかということについては、時間帯的にも難しかったと思いますが、どのような指示だったのでしょうか?
「守るのではなく、同じような形でアグレッシブに点を取りに行くというところは変わっていないと思います。セットプレー崩れ、カメ(亀川)が倒れていた分、オフサイドラインが下がってしまったと言いますか、その中で不運なところもありますが、セットプレーというのは警戒していた部分ではありましたし、一発ではやられることは少ないけれども、そのセカンドボールであったり、その後のプレーを気を付けようと言っていたので、もちろん、運、不運もあったとは思いますが、岡山さんに隙を突かれてしまったかなと思います。もちろん、無失点でいければいいし、自分たちもそこを目指してやっているわけですけれども、1失点と言うのは、どういう形であれ、ある程度は自分たちも覚悟はしておかなければいけないので、そういう意味では、あまり悲観はしていません」

Q:守備のところですが、もったいない失点が続いていて、トーナメントになると、それは命取りになると思います。トータルでみれば守備の部分は問題ないと思うんですけれども、必ず、こういう失点があるというところでは、何か修正すべき点があるとお考えでしょうか?
「いろんな部分でアプローチをしてきているつもりですし、選手も意識してくれていると思います。本当に何が原因かというものが分かれば修正して、修正ができれば無失点のゲームができるかもしれませんが、サッカーなので、要因は一つだけではないと思いますし、私たちの力と言ってしまえばそれまでだと思います。まずは、本当に細かなところをいかに詰めていくか、セカンドボール、これで大丈夫だろうという心の隙であったりとか、そういうものすべてを、ひとつ、ひとつ、チーム全体としてケアしていくしかないかなと思っています」

Q:終わったばかりで恐縮ですが、東京Vに対するい印象、対策は、どのようにお考えでしょうか?
「まだ終わったばかりなので、今日のゲームも含めて対策をしていきたいと思いますが、東京Vさんとは、後半戦のアウェイでのゲームから、それほど時間も経っていないのでイメージはありますし、前線をはじめタレントが揃っているので、その攻撃のところを、いかに抑えるかというところと、後半戦は無得点の0-0引き分けで終わってしまいましたので、東京Vさんの守備のところも我々がしっかりと突いていけるように、今週一週間、準備をしていきたいと思います。チームとしてまとまっている印象はありますし、勢いを持ってプレーオフに入ってきている、最後のそういう流れは、千葉さんを含め感じているので、まずは準決勝をしっかり勝ち切れるように、特に前線のタレントをしっかりと抑えられるようにしたいと思います」

Q:リーグ戦も終わり、J1昇格に向けてプレーオフの2試合という状況になりました。改めて意気込みを聞かせてください。
「まずは本当に1年間応援してくださったサポーターに感謝したいと思います。自動昇格という目標でやってきた中で、その目標を達成できなかったことは本当に残念ですし、申し訳ないと思います。ただ、もう2試合、チャンスが残されているわけで、そういう意味では、目標達成はまだまだ可能性があると思っていますし、このプレーオフに向けて、いままで1年間やって来たこと、積み重ねてきたことを、しっかりと準決勝、決勝で自分たちを信じて発揮すれば、必ず目標を達成できると思っています。また新たなことをチームとして出来る時間はあまりありませんが、細かなところを上げられるように、まずは1週間、準決勝に向けてやっていきたいと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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