「football fukuoka」中倉一志

【ニュース&レポート】宮崎キャンプ3日目:横浜FM戦を控えて短時間の調整も、激しいぶつかり合いはいつも通り。

前日に栃木と練習試合を行い、さらに翌日には横浜FMとのの練習試合を控えていることもあって、この日のトレーニングは1時間強。しかし、その内容は相変わらず激しいものだった。前日の内容を踏まえて行われたハーフコートでの紅白戦では、いつものように激しくぶつかり合う姿があった。

それも、昨年の悔しさを晴らしたいという想いと、J2で優勝して昇格するという決意があるからこそ。力のある選手がそろっており、チーム内に競争原理が働いていることも大きい。けが人が多いという不安要素は否定できないが、それをカバーできる戦力と充実したトレーニングがある。まだ開幕メンバーは見えてこないが、誰が出るにせよ、面白いチームができそうな予感が漂う。

◎鈴木惇選手;
Q:いよいよキャンプが始まりました。
「試合中心のキャンプなので、試合ごとにいいところと悪いところをみんなで共有して、あと2試合あるので、悪いところは少しでも良くなるように修正するという作業をやりたいです」

Q:栃木との試合は、チームとしてやろうとしている部分が出ている試合だったと思いますが、どんな感触を掴んでいますか?。
「まだまだですけれども、やろうとしている姿勢は出ていると思います。でも、簡単に出来上がるものでもないし、全部出来るものでもないと思うので、それを少しでも次の横浜戦で良くなっていければいいと思います」

Q:ここまでの練習を見ていると、鈴木選手からのサイドチェンジが、ひとつのポイントになりそうに思います。
「後ろでプレッシャーがないところでなら割とすぐにできますけれども、大事なのはゴール前で相手を崩すところだったり、効果的にビルドアップするところだったりで、そこはまだまだ積み上げていかないといけません。次のマリノス戦はボールを持てる時間は少ないかもしれないですけれども、逆に質のところが問われると思うので、そこは大事にしたいです」

Q:今年は攻撃がポイントだとは言われていますが、人も大幅に変わっている中で、守備のところの感触はいかがですか?
「守備は栃木の時は前から取りに行くようにして、前の選手が頑張ってミスを誘っている場面もありましたけれども、チームとしてというところで、もうちょっと距離感も修正していかないと、マリノスのような個人の質の高い相手だと1枚はがされると難しくなってしまいます。守備も攻撃と同じですけれども、まだまだですね」

Q:鈴木選手個人としては、このキャンプで何かこだわりたいところというのはありますか?
「個人的には攻撃のところに変化を加えたりとか、最後にゴールに向かうためのボール回しなどが求められていると思うので、自分が要求して動いてもらって、前線にはいい選手がそろっているので、それを生かすためにやれるようにしていきたいですね」

Q:まだまだとはいえ、攻撃は面白いコンビネーションが見られそうな気がします。
「選手はそろっているので、中盤の僕とかウォンがいい配給ができれば、ゴール数とか増えて来ると思うので、そこは意識していきたいです」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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