「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第3節 金沢-福岡】「1点を守って勝ち切れたのは前節の反省点を生かせた部分」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第3節
日時:2018年3月11日(日)14:03キックオフ
会場:石川県西部緑地公園陸上競技場/3,032人
結果:ツエーゲン金沢 0-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]鈴木(57分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「遠いところ、アビスパのサポーターがたくさん駆けつけてくれて、本当に感謝していますし、勝点3をプレゼントできて良かったと思います。
金沢さんは非常に守備の堅さがあるチームだと思いますし、その守備をどうやってこじ開けるのかというところと、金沢さんのカウンターを特に注意するということ意識して試合に入りました。守備のところに関しては、非常に90分間、しっかりと集中してやってくれたと思います。攻撃の方は、今日はシステムを少し変えて臨んだ中で、なかなか金沢さんの強固な守備を崩す回数が少なかったかなというのは反省点だと思っています。何とか、(鈴木)惇の積極的な姿勢からゴールが生まれましたけれども、その1点を守って勝ち切れたというのは、前節の反省点を生かせたのではないかと思っています。どちらのシステムでも、今シーズンはチームとして力を付けていこうということはシーズン当初から言っていたので、結果が出たというのは非常に良かったと思います。このあと、甲府、ヴェルディと3連戦、しかも、いずれも昇格争いのライバルになるであろう相手との対戦が続きますので、いい準備をして次に臨んでいきたいと思います」

Q:過去2試合は4バックで戦い、内容も良かったと思いますが、その中で敢えて3バックに変えて戦った理由を教えてください。
「實藤が怪我から復調してきて非常に調子が良かったという部分と、金沢さんの2トップをしっかり押さえるという部分、そして、攻撃でも、3バックで外から崩す回数を増やしたいというところで3バックでスタートしました」

Q:1-0でリードした以降の守備については、どのように捉えていらっしゃいますでしょうか?
「受けてしまってラインを下げるのではなくて、ボールにはファーストディフェンダーから、しっかりとプレスをかけて、ゴール前の最後の粘り、全員でゴールを守る意識、そして、クロスボールに対する最後の守備のところ等々は、今週、トレーニングの中で集中してやって来たので、そこのところはしっかりとできたと思います。また時間を上手く使いながら試合を運ぶ、最後の時間帯での試合の終わらせ方というのも、しっかりとできたのかなと思います」

Q:ウォン選手の交代は怪我だと思いますが、そこで石津選手をボランチの位置に下げたのは、どういう判断だったのでしょうか?
「今日は、金沢さんがボランチのところにかなりプレッシャーに来ていましたし、そこのところのつなぎというのが、今日は非常に重要になっていたと思いますし、前のところで、もう少し推進力を増やしたい中で森本を入れるということで、その決断になりました。(石津)大介は、しっかりとボールを受けてくれる選手ですから、(石津)大介を下げて、そこでしっかりとボールを収めてもらったり、展開してもらうという狙いがありました。」

Q:トゥーリオ選手が今日は15分程プレーしましたが、長くプレーさせていないのは、本人のコンディションの問題なのでしょうか、それとも周りとの連携の問題で長くプレーさせるのは難しいとお考えなのか、その辺りはいかがでしょうか?
「コンデイションは、だいぶ上がってきていると思います。ただ、実質的にゲームをやっている時間がトップの選手と比べると少ないので、もっと、もっと彼の特長を掴むために、こうやって実戦で少しずつプレーする時間を長くすることができているということは、非常にチームにとってプラスだと思っていますし、彼の特長を非常に掴みやすいのかなと思っています。今後は、プレー時間をより少し増やしていけるのかなと、そういうふうには思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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