「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第5節 東京V-福岡】「1点追いついたのは次のゲームにつながると思っている」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第5節
日時:2018年3月21日(水・祝)16:03キックオフ
会場:味の素スタジアム/3,048人
結果:東京ヴェルディ 1-1 アビスパ福岡
得点:[東京]カルロス マルチネス(69分)、[福岡]エウレー(88分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「まずは今日、悪天候の中、我々のサポーターが大勢駆けつけてくれました。本当に感謝しています。
ゲームの方ですけれども、ヴェルディさんは、ここまで4戦負けなしということで非常に安定した力を発揮しているなという印象でした。なんとか我々が土をつけようということで今日の試合に入りました。特にドウグラス選手を含め前の選手と、インナーの2人の選手の飛び出し等をケアしようという形でゲームに入って、前半は我慢する時間帯もありましたが、ビッグチャンスを多く作れたというふうに思っています。そのチャンスを上手く決めきることができていれば、ゲームも、もう少し楽に進められたのかなと思っています。後半、先に先制点を奪われて非常に厳しい流れのゲームにはなってしまいましたが、最後、全員で粘り強く身体を張りながら凌いで、また、なんとか1点追いついたというのは次のゲームにつながるのかなと思っています。この3連戦は非常に厳しい相手、ライバルチームとの試合が続きます。次はまた中三日で大宮とのゲームになりますが、もう一度立て直して、この3連戦では勝点3が取れていないので、何とか次の大宮戦で目標を達成できるようにいい準備をしたいと思います」

Q:今日はウォン選手がけがで欠場していて、いくつか選択肢がある中で城後選手をボランチで起用されました。その狙いと、彼の評価について教えてください。
「チームの練習の時や練習ゲーム等では何度か試したこともありましたが、ボランチでのゲームの先発というのは初めてだったと思います。ただ、今日は3バックで戦いましたので、城後のボールに関わりながらゴール前に顔を出していくというプレーが、我々にとっては攻撃のところのプラスになるだろうということで起用しました。京都に追いつかれた時に途中出場してから試合には出ていなかったので、その悔しさもあったと思いますし、彼の今日の試合にかける気持ちにも期待して先発起用しました。その期待に応える活躍をしてくれたと思います」

Q:相手のインナーの飛び出しを抑えるというのは今日の試合のポイントだったと思いますが、前半の30分くらいまではしっかりと抑えられていて、そのあと、それが抑えられずにヴェルディのペースになったように思います。その辺りはどのように見ていますか?
「我々はヴェルディさんは4バックで来るだろうと予想していたのですが、ヴェルディさんもシステムを変えて今日のゲームに臨んでこられました。前節の大分戦の後半から3バックもやられてます、その流れもあるのか、我々への対策も含めてだと思いますが、3バックで来たということで、少し中盤の構成が我々がマッチアップしづらい陣形で、特にインナーの2枚、そしてトップのドウグラスと林のところが縦関係になったところで、少し、センターバックが掴みきれず、そこでインナーが飛び出してくるということで、かなりてこずりました。ただ、それで最終ラインまで破綻したかというとそうではなくて、なんとか耐えながら、ディフェンスラインでは守ることができましたが、少しライン全体が下がってしまったかなというのは反省点でした。そこでしっかりとセンターバックが2トップに対してボールに行けるようになってからは特に問題はなかったと思いますが、それが、後半は体力的な問題で、前線とディフェンスラインが空いてきたことや、ビハインドになってからは点を取りに行くために少しシステムを変えたりしたので、そういう中で、かなりリスクのある守り方になってしまいました。それでも追いつけたというのは、交代も含めてポジティブに捉えたいと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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