「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第7節 福岡-栃木】「こういうゲームも必ずあるので、次に生かしていくことが大事」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第7節
日時:2018年4月1日(日)14:03キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/7,775人
結果:アビスパ福岡 2-1 栃木SC
得点:[福岡]ドゥドゥ(2分、7分)、[栃木]服部(33分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「この前の3連戦で勝ち切ることができずに、チームとして今日は何としても勝点3が欲しいゲームになりました。多くのサポーターが後押ししてくれて、いま行われました坂田大輔の引退セレモニーがあるということで、何とか勝点3を取って、いい雰囲気の中で送り出してあげようということでゲームに入りました。立ち上がりから非常にいい入り方ができましたし、ゴールもいい時間帯に2点を取ったということで、そこまでは非常にいい流れだったと思います。そのあと、相手が1人退場した中で、我々も(岩下)敬輔の退場ということで、お互いですけれども、ゲームプランというものがまったく狂ってしまったと思っています。10人対10人という状況で残りの長い時間を組み立てていくのが難しかった中で、選手はハードワークしてくれたと思いますし、後半、危ないシーンもありましたけれども、最後まで体を張って、なんとかリードを守り切り、また、もう1点取りに行くという姿勢を最後まで見せてくれたと思っています。長いシーズンですので、こういうゲームも必ずあるので、これを次に生かしていくことが大事ですし、次はアウェイで横浜FCとの試合があり、またライバルチームとの厳しいゲームになると思うので、そこに向けてしっかりと準備をしていきたいと思います」

Q:10対10になって非常に難しいゲームだったと思いますが、10対10になってからは押される時間帯が続いて、けれども後半の15分過ぎからは落ち着いてゲームをコントロールするという流れだったと思います。その辺りの戦い方については、監督はどのように見ていらっしゃいますか?
「システム的なところもあると思いますし、栃木さんのボール回しからのシンプルにディフェンスラインの背後を突いてくる形、大黒選手の動き出しに対して、少しディフェンスラインが下がってしまう分、なかなか前からボールに行けなかったと思います。ただ、それで危ないシーンを多く作られていたかと言えば、そうではないと思いますし、我々がリードしていた中で、ある程度コントロールしている中で押し込まれていたと思っています。ただ、攻撃のところで少しパワーがなくなっていたので、途中から前を2枚にして、少しゲームが落ち着いたと言いますか、我々の攻撃の時間の時のポゼッションというのが高められたかなと思っています。後半は、ボールを持っているチームが攻撃をやり切るかどうかというところの差になるだろうという話をしていたので、そういう意味では、しっかりとボールを持ってコントロールできていたと思います。セットプレーからのピンチは、終盤、かなりありましたけれども、そこは全員が体を張って、しっかりと守ってくれたかなと思っています」

Q:先制した場面ですけれども、相手の3バックの外側が起点になったと思いますが、あれは狙い通りの形だったのでしょうか?
「そうですね。今日は、ここ数試合やっていた3バックから4バックに変えて臨みましたし、前線の選手には背後を狙うというトレーニングを、今週はかなり時間をかけながらやってきた中で、クイックなスタートからの素晴らしいゴールだったと思います。栃木さんの両ワイドがかなり高い位置を取ってきた時の切り替わりの後というのは、そのスペースを上手く使えるだろうというのは思っていましたし、立ち上がりにいい形でゴールにドゥドゥがつなげてくれたと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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