「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第15節 松本-福岡】「決めきる力がなかった。今日は松本さんの方に力があったと思う」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第15節
日時:2018年5月20日(日)14:03キックオフ
会場:松本平広域公園総合球技場/12,659人
結果:松本山雅FC 1-0 アビスパ福岡
得点:[松本]飯田(73分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「アウェイにも拘わらず、多くのサポーターが駆けつけてくれて本当に感謝しています。
松本さんの前の3人の個の能力を警戒しながら入ろうということで今日の試合に臨みました。また、松本さんはセットプレーもかなり強力なチームではありますが、結果的には、そのセットプレーから1失点して、やられてしまったということでは、こういう拮抗したゲームというのは、セットプレーが本当に大事だなと改めて感じました。
内容に関しては、お互いに長所を消しつつ割り切った戦いで、どちらが主導権を握るかというゲームだったと思います。我々にもチャンスがあったと思いますし、松本さんにもカウンターからのチャンスがあったと思います。その中でも、まだ我々は決めきる力がなかったということですし、今日のような試合を生かして連敗しないことが大事だと思いますので、アウェイが続きますが、また水戸戦に向けて、いい準備をしていきたいと思います」

Q:後半の20分くらいまでは、お互いにいい形も出て、長所も消し合って非常に拮抗していたと思いますが、失点シーンの前あたりから、少しミスが増えた印象があります。監督は、どのように見ていらっしゃいましたか?
「ボールの奪われ方が悪く、中盤のところで引っ掛けられるケースが増えた中で、どうしても後ろ向きに走らされることが何度かあったと思います。ただ、そういう中でも、そこからオープンプレーでは失点していないので、全員でカバー、ハードワークするというのは1試合を通してやってくれたと思います。セットプレーでの失点は、もちろん反省にはなると思いますが、必ずサッカーでは起こり得ることなので、今日は松本さんの方に力があったのかなと思います」

Q:トゥーリオ デ メロの投入は高さを武器にするということだったと思いますが、そこを生かしているようには感じられませんでした。監督としては、どのように感じていらっしゃいますか?
「チームとしては彼を生かす練習もやってきましたが、なかなかクロスのタイミングとトゥーリオの入り方が合わなかったところと、松本さんは飯田選手も含めて、正直なボールに対しては非常に高さがあるので、そういう中で、トゥーリオも簡単に勝てるだろうというような甘い競り方等で空中戦を戦っていると、松本さんの試合巧者と言いますか、CBの能力も非常に高いので、なかなかトゥーリオの高さを生かしきれていなかったと思いますし、トゥーリオ自身も五分五分のボールもいい形で起点を作ることができなかったのかなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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