「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第17節 福岡-徳島】「やらなければいけないことを全然やれていなかった」/リカルド ロドリゲス監督

2018明治安田生命J2リーグ 第17節
日時:2018年6月2日(土)14:03キックオフ
会場::レベルファイブスタジアム/8,598人
結果:アビスパ福岡 1-0 徳島ヴォルティス
得点:[福岡]ドゥドゥ(58分)

◎リカルド ロドリゲス監督(徳島);
Q:試合を振り返って
「まず今日の試合は、前半は良くなかったという印象があります。チャンスまで持っていくことができず、試合でやらなければいけなかったことを全然やれていなかった、そういう印象があります。そして後半にミドルシュートを決められてしまって、先制点を奪われてしまい、そこからやっとアクションしはじめましたが、それでは遅かったですし、やはり、最初からやっていく必要がありました。そのあとも同点に追いつくチャンスや、最後の最後でクロスバーを叩くシーンもありましたから、絶対に勝てない試合ではなかったと思っています。ただ、やりたかったことができなかっただけではなくて、相手がカウンターや個人技でチャンスを作ってくるチームなので、そこを注意していこうと話していましたが、最後はやはり個人技のところで失点してしまった、そういう印象です」

Q:前半はやりたいことがやれなかったということでしたが、本来であれば、どこで優位性を作りたかったのでしょうか?
「外ですね。サイド攻撃を上手く使っていこうという話をずっとしていました。前半の一番最後のシーンで、シシーニョがクロスを上げたシーンがありましたが、ああいうチャンスが作れるわけですから、それを最初からしていこうと話していました。ただ、前半の最後の1回しか出すことができず、そこは最初からやっていかなければいけなかったです。それから相手は4-4-2ながら、守備の時に5枚になることは最初から分かっていたのですが、そういった相手に対して、もっとボールのスピードを上げていくことも必要でした。また話は戻りますが、やはり精神的なところで、もう少し、やりたいことを最初からやる、気持ちを出すというところも必要だったのかなと思っています」

Q:前半は1本しか出せなかったということでしたが、ハーフタイムでは何かを変化させようとしたのか、継続させようとしたのか、どちらの要素が大きかったのでしょうか?
「前半でやらなければいけなかったことを説明して、それをやっていこう、前半の最後のシーンのようなシチュエーションを作っていこうという話をしました。相手の攻撃に関しては、FWまでボールを出させなかったり、やらせなかったりということは、ある程度やれたのかなとは思いますが、最後は本当に素晴らしい個人技でゴールが決まってしまったので、そこで負けてしまったのかなと、外国籍選手の力の差でやられてしまったのかなと感じています」

Q:厳しい中でも何人か怪我人が帰ってきましたが、今日の杉本太郎選手のパフォーマンスについては、どのようにご覧になっていますか?
「途中から入ることはすごく難しいということは分かっていますが、その中で彼はしっかりと入っていいプレーをしてくれました。クリエイティブなプレーを出せたのではないかと思います。もちろん、絶賛すると言うほどではありませんでしたが、悪くはなかったという印象を持っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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