「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第18節 熊本-福岡】「本当に素晴らしい雰囲気を作ってくれたことに感謝している」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第18節
日時:2018年6月10日(日)14:03キックオフ
会場::熊本市水前寺競技場/5,118人
結果:ロアッソ熊本 0-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]森本(31分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今週は非常にタイトなスケジュールの中での今日のリーグ戦ということで、メンバーのところも、少しローテーションして臨みました。非常に暑さもあり、厳しい、苦しい試合ではありましたが、その中で前半に1点を取って、その1点を守り切る形になりました。この暑さの中で中盤でミスをしたり、後半は特に中盤のところのボールホルダーへのプレスがマッチせずに押し込まれるシーンがありましたけれども、そういう中で90分間、最後まで集中力を保って、キーパーの圍を中心に守り切ってくれたかなと思っています。追加点を挙げられれば、よりいい形で試合を終えられたと思いますが、それは次の課題として、この順位をしっかりとキープできるように、次のホームゲームに向けて、しっかりとまた準備をしていきたいと思います。また、今日は九州ダービーということで、本当に多くのサポーターが声援を送ってくれました。本当に素晴らしい雰囲気をアウェイにも拘わらず作ってくれたことに感謝しています。ありがとうございました」

Q:石津選手を入れた時にシステムを4-1-4-1に変えられたと思います。その狙いを教えてください。
「先ほども言いましたが、中盤のところの熊本さんのボランチの2人にリズムを作られていて、そこの2人になかなかプレッシャーをかけられず、どうしても押し込まれるシーンが増えてしまっていたので、少し中盤の構成を変えて、ボランチのところを消しにいったという交代ではあります。それからはゲームが非常に落ち着いたと思いますし、石津もしっかりと守備をしながら攻撃で時間を作ってくれましたし、もう1点取りに行けるような、そういうシーンもあったのかなと思います」

Q:後半の入りのところで枝村選手が交代した理由と、難しいシュートを決めた森本選手の評価を教えてください。
「枝村はちょっとアクシデントがあって後半から山瀬との交代になりました。森本に関しては、彼は天性のストライカーですし、相手が前にいてもシュートコースがあれば打てる、そういうところを狙える選手ではあります。特に熊本さん相手に素早い攻撃というものをトレーニングしてきたので、そういう中で狙い通りのゴールを挙げてくれたかなと思います」

Q:この数試合、ドゥドゥ選手、森本選手のFW2人が、少ないチャンスであっても決めきる決定力の高さを発揮しています。その辺りについて、監督はどのように考えていらっしゃいますか?
「彼らに期待してるのは、そういう決定力のところでもありますし、今日もドゥドゥには何本かチャンスもありましたし、そういうところで決めきれていればというシーンもありました。ただゴールに関しては、もちろん彼ら2人の個の力もありますが、お膳立てする他の選手の力があってのゴールで、チーム全体のゴールだと思っています。もちろん彼らには、これからも期待はしていますけれども、チームとして誰が点を取ってもいいという考えでやっています」

Q:リーグ戦では3戦連続無失点です。守備面での評価を聞かせてください。
「メンバーが何人か入れ替わったりする中でも、チームとして全体でやる守備というものが、だいぶ整理されてきていると思います。ピンチは試合の中では当たり前のようにあるんですけれども、そういうピンチを、GKを含めて全員で最後のところをしっかりと集中して体を張って守り切る、ゴール割らさない、ということを強く意識できるようになってきたと思います。細かなところでは、シーズンに入ってからの守備のトレーニングで、ずっと積み重ねて来たものがあるので、いまのところ何とか結果に出ているのかなと思います。けれども、今日のゲームでも取られてもおかしくないシーンというのはあったと思うので、そこは、そういうシチュエーションを作らないに越したことないので、もっともっと良くなるようにいきたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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