「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第19節 福岡-新潟】「悪いゲームではなかったが基本的なところで少し負けていた」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第19節
日時:2018年6月16日(土)18:03キックオフ
会場::レベルファイブスタジアム/9,467人
結果:アビスパ福岡 0-2 アルビレックス新潟
得点:[新潟]安田(75分)、河田(90+1分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日も9000人以上のサポーターが来てくれて我々に声援を送ってくれた中で、ホームの連勝が途切れてしまい申し訳なかったと思っています。新潟さんは、いまは苦しんでおられますが、去年はJ1にいたチームですし、我々は首位として迎える最初の試合でしたから、しっかりと立ち上がりからいいゲームの入りをしようということで臨みました。けれど、新潟さんの気迫、球際、競り合い、セカンドボールのところを含めて、少し出足のところが前半は悪かったかなと思います。内容的には決して悪いゲームではなかったと思いますが、サッカーの基本的なところで少し負けていたのかなと思います。
加えて、レフェリングのところに少しナーバスになってしまって、自分たちでストレスを感じてしまったかなと思います。言い訳ではなく、実際のところ、こういうゲームはなかなかないんですけれど、しっかりと検証をしてもらいたいと思います。ただ、先ほども言いましたように、ゲームを通して、新潟さんの我々に対する気迫というものを90分間感じましたし、我々が得点を挙げることができなかったということは完敗だと思っています。いつも言っているように、優勝を目指す、昇格を目指す上では連敗はできないと思いますので、大分戦に向けて、次は九州ダービーですし、しっかりといい準備をして、気持ちを切り替えて臨みたいと思います」

Q:どこが負けていたという感じはなかった試合でしたが、ボール回しをするときの選手の動き出しの悪さとか、いつもはしないミスだとか、そういうところが目立って違和感を感じるゲームでした。その辺りはフィジカル的なところなのか、あるいはメンタル的にところなのか、どこに原因があると監督はお考えでしょうか?
「先ほど言った通りだと思います。相手の気迫、球際、強さ、セカンドボールも相手の方が予測が速かったと思いますし、一つひとつのボールに対する迫力に欠けていた分、我々の方が自信のなさそうなプレーや、人に譲ってしまうようなプレーが多かったのかなと思っています。点を取られてから目が覚めて、攻撃のところはより積極性が出たと思いますし、チャンスを作れたところもあったと思うのですが、それを 決めきれなかったというところもあるので、やはり、最終的にはゴールを割れなかったところが敗因なのかなと思っています。新潟さんは、したたかにセットプレー、カウンターからという得点でしたが、内容的には0-2ほどの差はなかったと思います。ただ、先ほども言ったように、気持ちの部分であったり、ちょっとしたところの差、J1にいたプライド、首位チームを引きずり落とすというところのモチベーション等々、新潟さんが今日は我々を上回っていたのかなと思います」

Q:今季は、去年J1で戦っていたチームにすべて負けています。そこはどのように考えていらっしゃいますか?
「昨年J1にいたチームに連敗しているので、そこは我々に力がないということを素直に受け入れなければいけないと思います。それを受け入れた中で、後半戦に、その3チームと対戦できるので、この借りを返せるようにしたいです。この3チームに勝てないと「J2優勝、J1昇格」はないと思っているので、後半戦で対戦する時にリベンジしたいと思います。なぜ負けているのかというのは、毎試合、いろんな理由があると思いますが、しっかりと検証して次の戦いに備えたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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