「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント 天皇杯3回戦 札幌-福岡】「J1でバリバリやっている知っている選手。気合が入っていた」/平尾壮

天皇杯第98回全日本サッカー選手権大会 3回戦
日時:2018年7月11日(水)19:00キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/1,736人
結果:コンサドーレ札幌 4-0 アビスパ福岡
得点:[札幌]三好(12分)、ジェイ(59分)、チャナティップ(65分)、都倉(85分)

◎平尾壮選手(福岡);
Q:負けてしまいましたけれども、自分の良さは出せたのではないですか?
「見せられたとは思いますけれども・・・。悔しい、悔しいです」

Q:自分が前へ出ることで対面の選手を抑えていましたね。
「そうですね。相手は知っている選手で、J1でバリバリやっている選手だったので、アグレッシブなところ、攻守の上下動のところ、結構気合が入っていたというか。ですから、そう見てもらえたら嬉しいです」

Q:何本もシュートを打ちましたけれども、取り切れなかったのは課題ですか?
「1本目は気持ちがはやったというか、もう一歩踏み込めましたね。2本目はダフったかな。カットインからのシュートは、ずっと練習していたんですけれど。でも、J1の選手相手でも、自分のリズムでプレーができれば今日はまったく取られる気がしなかったですし、2人、3人で来られても何かしらチャンスは作れていました。とりあえず、1人目の選手にはまったく取られる気はしなかったです。その分、ドリブルに関しては、2人目、3人目の選手と駆け引きができていました。ただ、そこからのスピード乗った後のバスだったりは課題ですね。試合が終わってからモリ(森本)君に言われたんですけれども、ドリブルしながら左足でポンと上げられるタイミングが何本かあったらしく、そこは、自分では全然気づいていなかったので、もう1回ビデオを見直して、そういうタイミングも使っていけたら、よりプレーの幅も広がると思うし、相手の間合いとかも変わってくると思うので、そういうところも突き詰めていきたいです」

Q:自分の突破以外のところの、ワンツーや周りとのコンビネーションも良かったのではないでしょうか?
「日頃から大介さんがそばにいることが多いので、大介さんがいそうな位置というのは自分の中にありましたし、自分が突っかけたことで出来たスペースに大介さんがいたりとか、何本かそういう場面を作れたし、大介さんがミドルシュートを打つシーンもありました。あとはFWに当てからの突破というのも、あったら良かったのかなと思います。個人の突破はすごく多かったですけれども、そういうところもやっていけたらなと思います」

Q:チームの出来はどのように感じていますか?両監督とも4点差が付くような差はなかったとおっしゃっていましたけれど、結局、4失点でした。
「失点シーンはどれも似たようなシーンというか、裏にポンと蹴られて。そういうところをもっと突き詰めていかないといけないと思いますし、個人的には、このまま上がっても1年で降格してしまうと思いました。もちろん、スタメン組が出ていたらどういう試合になったか分からないですけれども、こちらはサブ組でいって、相手はフルメンバーだったとは言え4点差はつけられてはいけないと思いますし、もっと自分たちが底上げをしていかないと、J1に上がった時に戦えないし、もっと上手くなりたいなと率直に思いました」

Q:攻撃の方は、石津選手を起点にして、いい形ができたように思います。
「大介さんがあそこにいたら壁ができますし、今日だったら僕だったり、途中からインスだったり、前へ上がれる選手もいるし、あそこで前を向けるというのは大きいと思います。そこでいつもとは違うリズムというか、リズムが変わるし、僕としては、あそこに大介さんがいてくれることでやりやすいです。今日は背後を狙うシーンもありましたけれども、僕にボールが入ってからのサイド攻撃だとか、スルーパスの場面もあったと思うし、そこは、駒さんとか、インスとかは違う部分だと思うし、より攻撃に特化したアクセントも出せたと思うので、それをまたJリーグで 出していければと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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