「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第26節 福岡-横浜FC】「可能性がある限り、優勝と昇格を目指して頑張っていきたい」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第26節
日時:2018年9月12日(水)19:03キックオフ
会場::レベルファイブスタジアム/7,307人
結果:アビスパ福岡 0-0 横浜FC

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「まずはサポーターに勝点1しかプレゼントできなかったことを残念に思っています。
試合は上位対決ということで、3位の横浜FCさんに勝てば勝点で並び、得失点差で上回れるということで、大一番だということをチーム全体で意識して臨みました。横浜FCさんは、特に前の2トップが強力で、2人で20点以上取っていて、その2人を抑えなければ勝機はないだろうということで試合に入りましたが、守備に関しては、本当に90分間粘り強く、集中力を保ったチーム全体としての守備を、準備していた通りにしっかりとやってくれたと思います。ただ、横浜さんも守備は粘り強く、また今日はシステム的にも少し変えられた中で、強固なブロックを破ることが最終的にはできなかったかなと思っています。勝つためには点を取らないといけませんし、それでなければ勝点3は入ってこないので、そこは我々のチームにとっては永遠の課題ですが、この勝点1を下に向くのではなく、少しでもポジティブに捉えて、まだまだ連戦が続きますので、残り11試合に可能性がある限り、優勝と昇格を目指して、残り試合に頑張っていきたいと思います」

Q:今日はセットプレーからチャンスを作っていたと思いますが、鈴木選手を最後に下げました。あそこはどんな狙いがあったのでしょうか?
「セットプレーのところの惇のキッカーというところはあったんですけれども、やはり前のパワー、そして木戸を入れることで前線の枚数を増やしたいということです。セットプレーはドゥドゥも蹴れる選手ではあるので、そういう中で、より攻撃的に最後に点を取りたいというところでの交代になりました」

Q:レオミネロ選手が移籍後初先発でした。そこで攻撃陣の活路を見出したかったということだったと思いますが、その意図と、それでも崩せなかった要因はどこにあったと思われますか?
「レオ自身は、いい動き出し、背後を取る動きを、前半に何度か見せてくれましたし、後半も、そういう流れから何度かチャンスに絡んでくれたと思っています。今日は横浜さんが少しシステムを変えて、またイバ、レアンドロがあれだけ守備に頑張るのは、今シーズン初めてかという感じで、あの2人が守備で我々の攻撃を止めようというくらい、横浜さんの守備の組織というものは特に強固だったと思います。また、相手ともマッチする形でしたから、前半はボールを運ぶ形が上手くいかずに、スムーズに押し込む場面がなかったかなと思います。それでも、押し込みながらチャンスを作ろうという中、ゲームの主導権は握っていたのかなと思っています。最後のところの、アタッキングサードのボックス内に入って行く工夫であったり、質であったりは、いつものことではありますけれども、まだまだ高めていかなければいけないのかなと思います。相手は、しっかり守った中でのカウンターというところを特に意識されてきたと思いますが、守備のところは非常にいい形でやれたと思っています」

Q:最近は右SBとして古賀選手を起用されていますが、駒野選手、實藤選手がいる中で、あえて古賀選手を起用している理由を教えてください。
「もともとSBの選手ですし、非常にクレバーで運動量がある選手ですし、その中で、彼の守備での安定したプレー、プラス攻撃のところでは運動量、飛び出していく力を持っているので、そういう中で、今のところは彼をスタートから使っています。また、試合中にシステムを変える時に、CBもできますし、右も左もできるし、そういうユーティリティを持った選手でもあるので、そういうところでの起用になっています。もちろん、駒野も元気ですし、サネ(實藤)もSBができるので、今日は、前節と比べて2人以外はメンバーを変えずにスタートしましたが、次の千葉戦は中3日のゲームですし、チーム全体の総力戦だと思っているので、そういうところを考えながらメンバーをチョイスしたいと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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