「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第34節 愛媛-福岡】「最後の最後まで優勝、昇格を諦めずに頑張っていきたい」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第34節
日時:2018年9月22日(土)19:03キックオフ
会場::ニンジニアスタジアム/2,826人
結果:愛媛FC 2-3 アビスパ福岡
得点:[愛媛]小池(45分+2)、[福岡]石津(62分)、[愛媛]神谷(69分)、[福岡]ドゥドゥ(76分、88分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「まずはサポーターに感謝したいと思います。今日も非常に厳しい試合でしたけれども、なんとか引っくり返すことができて、サポーターの声援、後押しがあって、なんとか勝ち点3を取ることができました。ありがとうございます。
今日のゲームは、見ているサポーター、サッカーファンの方にとっては、非常にたくさん点も入り、チャンスも両チームともに作り、見ていて面白いゲームだったと思います。ただ、我々は非常に厳しいゲームを強いられたと思っていますし、愛媛さんのパスワーク、特に神谷選手のところにボールが入ってからのスピードアップというところを抑えきれなかったことが、劣勢に回った部分かなと思っています。お互いにチャンスを作って、そういう中で、我々の方が最後に勝つ、勝利への執念と言いますか、そういうものが少しだけ上回って、今日は勝利の女神がうちに微笑んでくれたのかなと思っています。
前節の終了間際の同点ゴール、そして今日の逆転のゲーム、こういうゲームをこれからの残り9試合にしっかりとつなげていくように、またウイークデーに我々はゲームが入りますし、今週は非常にタイトなスケジュールなので、そのゲームに向けてしっかりと準備をして、最後の最後まで優勝、昇格を諦めずに頑張っていきたいと思います」

Q:前半を見る限り、ゴール前を固める愛媛に対し点を取るのが難しいような印象がありましたが、どのようなところを修正して3点に結び付いたのでしょうか?
「失点した時間帯が非常に悪かったというのもありますし、そういう中で愛媛さんが後半は、より守備を固めて来るだろうということで、外から崩そうというところはチームに伝えました。また作りのところで、SBからの攻撃の作りというところをより徹底するということ、それと、ボールの取られ方というところで何度かカウンターを喰らいましたが、リスクを犯して行くところはしっかりと行く、クロスに対しても入っていく人数を増やす、そういうところは続けていこうという形で後半に入りました。セットプレーも含めて、なんとかこじ開けようというところで後半に臨んだわけですけれども、お互いに行ったり来たりの形というゲームで、一つ決められていれば逆に敗戦だったかなというシーンもあったと思いますが、そういう意味では、選手がリスクを犯しながら行ってくれた分、チャンスが作れたのかなと思っています」

Q:3枚目の交代カードで、駒野選手に代えて古賀太陽選手を投入しましたが、それは神谷選手に対する警戒なのか、SBから攻めろという意思表示なのか、どちらだったのでしょうか?
「それは両方です。神谷選手への対策と言うよりも、コマがだいぶ疲れも出てきていましたし、素晴らしいアシストもしてくれたんですけれども、攻撃のところの推進力、アップダウンの回数などが、少しずつ衰えてきたというのがありました。もちろん我々の右サイドをかなりえぐられているというシーンがあったので、そこを修正しつつ、太陽は前へも行けますし、ボールもつなげる選手なので、最後のカードをどうするかというところで悩みましたけれども、そこを交代することにしました」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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