「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第40節 町田-福岡】「残り2戦に全力をしっかり出せるように準備をしていきたい」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第40節
日時:2018年11月4日(日)14:03キックオフ
会場::町田市立陸上競技場/6,216人
結果:FC町田ゼルビア 2-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]城後(70分)、[町田]中島(74分)、ドリアン バブンスキー(80分)

◎井原正巳監督;
Q:試合を振り返って
「まずは最初に、町田さんにおめでとうと言いたいと思います。それから、今日は多くのサポーターが駆けつけてくれましたし、素晴らしい雰囲気をアウェイにも拘わらず作ってくれました。その中で勝点3を取りに行ったわけですが、残念な結果になってしまって本当に申し訳ないと思っています。
町田さんはもともと、全員がアグレッシブに、やれることをぶれずにやってこられるチームですし、その中で、セカンドボール争い、そして我慢比べになるなというふうには思っていました。なんとかいい形で先制点を粘り強く取れたんですけれども、そのあとに同点に追いつかれるのが、少し早かったと思っています。それからセットプレーというのも町田さんのストロングでありますし、そういう中で、今日は引っくり返されてしまったかなと思います。本当に選手は90分間、勝利のために、サポーターのために、勝点3をという想いで走ってくれたと思います。町田さんの本当に我慢強い、やれることをチーム一体としてやってくるサッカーに、我々が力を出し切れなかったかなというのが率直なところです。ただ、これで優勝という目標は達成できなくなりましたが、昇格という目標は可能性があると思いますので、それに向かって、もう一度、頭を下げることなく、残り2戦に全力をしっかり出せるように、また準備をしていきたいと思います」

Q:今日は久しぶりに3バックで臨まれましたが、その狙いを教えてください。
「町田さんは、今日、ゲームを見て分かると思いますけれども、本当にディフェンスラインの背後に、全員が狙いを持ってボールを入れてくると。その中で、我々のCBが一つ目をはじき返す力を含めて、どうしても押し込まれる、そのあとのセカンドボールをいかに拾うかというところで、今日は3でスタートしました。その狙いというのは、チームとして、しっかりと出せていたと思いますし、町田さんの攻撃の形というものを、しっかりと把握した中で、ゲームというものは、上手く進められていたのかなと思います」

Q:警戒していた中島選手に同点ゴールを決められてしまいましたが、彼に対する守りの部分については、どうだったのでしょうか?
「今日は、やはりゲーム自体が、球際、そして粘り強さ、コンタクトのところで、どちらが上回っていたのかと言えば、どちらかと言えば町田さんの方だったと思います。1対1の粘り、ルーズボールを含めて、そういったところのプレーというのは、町田さんが我々のチームよりも、チームとして、ここまでやってこられたことをしっかりと出されてしまったのかなと。そういう意味では、今日は町田さんのゲームだったかなと思います」

Q:まだ自動昇格の可能性がある一方で、プレーオフからこぼれる危険性もあります。その中でチームマネジメントの難しさがあると思うんですけれども、その辺りはいかがでしょうか?
「残り2試合、今日の他の試合の結果を受けて、自動昇格の可能性は残されていると思いますが、大分さんとの勝ち点差が6ありますし、得失点差のことを考えますと、我々は非常に苦しい状況ですが、我々が2試合で大量得点を目指して勝てば可能性はあると思います。もちろん、そこは可能性がある限り、目指していくところではありますが、まずはしっかりと勝点3を取っていき、そういう中で可能性が出てくれば、それがある限り、チームとして戦っていきたいと思いますし、それが厳しい状況であれば、少しでも順位を上に、そしてプレーオフをしっかりと戦って、勝ち上がってJ1との決定戦にしっかりと臨めるようにしたいです。J1昇格という目標は、まだ可能性が残されていると思うので、そこに向かってしっかりと準備をしていきたいと思います。とにかくそこに向かって、勝つしかないと思いますし、勝つことで、いまの順位は下がることがないので、少しでも上を目指してやっていきたいと思いますし、もちろん、自動昇格の可能性がある限り、そこは求めていきたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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