「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J2第9節 福岡-町田】「選手たちの90分間仕掛けていく姿勢というものに感謝したい」/相馬直樹

2019明治安田生命J2リーグ 第9節
日時:2019年4月13日(土)14:03キックオフ
会場::東平尾公園博多の森陸上競技場/5,042人
結果:アビスパ福岡 0-2 FC町田ゼルビア
得点:[町田]富樫敬真(18分)、森村昂太(88分)

◎相馬直樹監督(町田);
Q:試合を振り返って
「まずは遠く町田から我々のサポートに足を運んでいただきました。いつもそうなんですけれども、ありがとうございました。そして今日は一緒に勝ち点3を持って帰れること、喜べることをうれしく思っています。
今日は90分間、自分たちから仕掛けるということを攻守に渡ってやろうということで、今週準備してきた中で、前半から非常に前向きのプレーというものを選手がたくさんしてくれて、その流れの中で先に点を取ることもできました。前半の最後の方は足も止まって苦しい時間帯もあったんですけれども、そこをよく粘りながらできたなと思っています。危ないシーンもあったんですけれども、そこで1-0で帰ってこれたことが、非常に大きかったのではないかと思っています。後半に入っても、我々の姿勢を失わないようにと話して、もちろん、福岡さんも選手を入れ替えながら、そして非常にパワーのある選手を入れてきた中で、少し押し込まれる時間も作られたかと思いますけれども、ただ一番最後まで、引いて守るのではなくて前に出るという姿勢を示して、今シーズンはまだ複数得点がなかったんですけれども、今日そこを奪うことができました。そこも含めて、今日は選手たちの90分間仕掛けていく姿勢というものに感謝したいと思いますし、それが結果になって本当に良かったなと思っています。もちろん、すぐに次のゲームがありますので、まずそこに向けて、自分たから仕掛けられるように準備していきたいなと思います」

Q:今日はセカンドボールとプレスの掛け合いのところがポイントだったと思いますが、そこで優位に立つというところで、どのような準備をされていたのでしょうか?
「今回は3連戦があって、それが明けて実際は1日短い準備期間という中で、あまり特別なことはできなかったというのが正直なところです。ただ、自分たちのスタイルをどこまでできるか、対福岡さんということ以上に、自分たちのスタイルを、それも関東からするとだいぶ暑かったんですけれども、それを貫けるか、それを含めてまずやってみようという中で、本当に選手たちがそれに乗っかってやってくれた、それに尽きると思っています」

Q:いろんな選択肢がある中で、中島選手の左SHでの起用し、SBに右に奥山選手、左に下坂選手を起用しました。彼らを使うことで期待されていたことはどんなことだったのでしょうか?
「前節はドローのゲームだったんですけれども、ジョン(チュングン)が非常にコンディションの良さを見せていて、我々の中盤はいろんな理解力が必要という中で、ジョンは中盤をやるよりはトップの方が整理できていて、彼の良さが出てきている中で中島をSHに置きました。彼をスタートからサイドで使ったのは、この3年間では初めてかもしれませんが、経験を含めて、サッカーIQというところも含めて、彼がいろんなものを持っている中で、準備期間としてはたいした時間がなかったのて、当然、不安な面もあったんですけれども、時間を作って攻撃に入っていくというところを上手く出してくれた、守備でもスイッチを入れてくれた、そういうふうに感じています。また両サイドのところは、対戦相手が福岡だったからというわけでは当然ありませんが、下坂はここまで非常に覚悟を持って戦って、準備してくれているというのを見てきましたし、いま我々が仕掛ける姿勢を出したいという中で、特にSBが前に出られるかどうかというのは我々にすれば生命線ですから、彼の想いにかけてみたいというのが、今日、こういう形で彼にピッチに立ってもらったという狙いでもあります」

Q:中島選手に対してどのような評価があって、何ができるということでの起用だったのでしょうか?
「ひとつは時間を作ることができるところ、そして攻撃でも守備でも、スイッチを入れることができるというところです。もちろん、ゴリゴリのスピードというもの持っている選手ではありますけれども、それだけではなく、攻撃でも、守備でも、一手先が見えている選手で、例えば攻撃においてはボールを受けるだけで終わらずに、次のことを考えながら受けてくれるというふうに思っています。その辺のところはさっきも話したように経験を持っているということですが、ちょっとした距離感も含めて、少し上手く時間を作るということも含めて、今日はいい形で彼の良さが出ていたと思いますし、また周りの選手の良さも引き出していたところがあったのではないかと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ