「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J2第7節 福岡-岡山】「連勝を途切らせなかったことにほっとしている」/石津大介/グローリ

2020明治安田生命J2リーグ 第7節
日時:2020年7月25日(土)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/2,720人
結果:アビスパ福岡 1-0 ファジアーノ岡山
得点:[福岡]石津大介(40分)

◎石津大介選手(福岡);
Q:スタジアムでのヒーローインタビューのことについてお聞きたいと思います。信川さんにヒーローインタビューをされた時のことです。ゴールが決まった瞬間のことを聞かれて、少し時間をためてから「すごく嬉しかった」とおっしゃっていましたけれど、どんな想いがこもっていたのでしょうか?
「怪我をして自分のリハビリにずっと付き合ってくれた人に感謝の気持ちもありますし、正直、こんなに長い大けがをしてきつかったので、アスレチックトレーナーの永井さんはもちろんですけれども、家族の支えがなかったらということを考えてたら、あまりいい言葉がなくて、ああいう言葉になりました」

Q:ご家族の支えですけれども、奥様でもあり、お嬢様のことも大きいのではないかと思います。それぞれどういった形で支えられたのでしょうか?
「1カ月くらい入院していたんですけれども、子どもがタイミングよく夏休みだったというのもあって、毎日、病院に来てくれました。遠い中、しかも病院に来ても子どもは何もすることがない中、毎日、自分に会いに来てくれて、癒しをくれたというところは、本当に感謝しきれないくらい感謝しています」

Q:奮起させられるようなお言葉もあったとお聞きします。
「ひざの調子があまり良くなくて、ここ3試合外れていたんですけれども、子どもから『なんでパパ試合に出ていないの』という言葉があって、やはり活躍している姿を見せたいなというのはあります。年齢がどんどん重なるといろいろと分かってくるところがあるので、試合に出て活躍している姿を見せたいなというのはあります」

Q:石津選手にとっては4試合ぶり、チームにとっては3連勝がかかる大事な試合でした。どのようにお気持ちで試合に入られたのでしょうか?
「流れがいい中で自分がスタメンに出ると決まって、自分自身にプレッシャーも掛けましたし、これで結果を出さなかったら試合に出られなくなるという想いで挑みました。本当に結果を出せて、連勝を途切らせなかったことに、いま一番ほっとしています」

Q:簡単に決めましたけれども、相手がかぶった後ろでしたし、難しいシュートだったと思います。あのシーンを振り返っていただいてもいいですか?
「クロスが上がるタイミングで相手の選手の前に入ろうと思ったんですけれども、ちょっとボールの軌道が大きかったので、前に行こうとしてから、相手がかぶるのを待って、落下地点は冷静に見れていたし、トラップもいいところへボールを置けたので、何も考えずにただ振り抜いたという感じです」

◎ドウグラス グローリ選手(福岡);
Q:磐田、徳島とはまた違ったタイプの相手でしたが、守備のポイントはどのようなところに置かれていたのでしようか?
「岡山さんは特長的には福岡と似たところがあるチームで、そこに対して注意深く入ろうということでした。ロングボールを多用してくる、そしてディフェンスラインの裏を良く使ってくるということが特長として挙げられていたので、そこに対しては上手く対処できたと思っています」

Q:3試合連続無失点、被シュート数もJ2で一番少ないという状況です。アビスパの守備の強さの要因は、どこにあると考えていますか?
「京都戦以降、チームの状態、特にディフェンス面においては良くなっている感触があります。ディフェンスの選手だけではなく、前線の選手の守備面での貢献はすごく大きいものがあります。チーム全体で守備意識を高く持ってプレーできていることにチームの成長を感じます。3試合連続無失点で勝てたということに関しては本当に嬉しいことです」

Q:日本のプレーにこれだけ早く対応できた理由は何だと考えていますか?
「自分自身、チームにできるだけ早くチームに適応しようと来日以来努力してきました。その中でコロナの影響もあって中断という形になり、それ自体は残念なことではありましたが、私自身にとってはチームに適応するための時間を得られたという意味では、いい時間だったなと思っています。またトレーニングからチームメイトが積極的に話しかけてくれたので、そういったことが上手くいった要因かと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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