「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J2第20節 金沢-福岡】「5連勝も継続して勝点を詰めるようにという想いの方が強い」/長谷部茂利

2020明治安田生命J2リーグ 第20節
日時:2020年9月19日(土)19:03キックオフ
会場:石川県西部緑地公園陸上競技場/2,331人
結果:ツエーゲン金沢 1-2 アビスパ福岡
得点:[福岡]ドウグラス グローリ(33分)、[金沢]加藤 陸次樹(34分)、[福岡]オウンゴール(75分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「先制点をトレーニングしているのと同じような形で取れました。非常に良かったです。ただ、直後に失点をするという、得点の後の直後の失点、これはあってはいけない。こういうことをしていたら勝点は取れないし、ゲームの流れから言うと、負けていてもおかしくないようなゲームだったと思います。ただ、攻め込んだ結果、オウンゴールという形だったと思うんですけれどれも、ボールも人も相手のペナルティエリアの中に入っていく、侵入できていたので、そこは自分たちが取り組んでいるところなので、ひとつ、それは良かったなと。ただ、リードした後に同じように失点しそうな場面が、3度、4度とあったと思いますが、簡単にそこにボールを運ばれたり、人に入ってこられたりするようなことをやり続けられると、穴が開いて失点してしまうので、また修正して、次のゲームに向かいたいと思います」

Q:連戦で厳しい中で思うようにならないこともあったと思いますが、非常に選手たちの勝利に対する意欲のようなものが強く感じられた試合でした。
「技術、体力のところでは出し切れていないと感じていますが、気持ちの面では前向きに、前へ、前へといいものを出してくれていたと思います。そこは金沢さんに負けていなかったのではないかなと思います」

Q:前半は、金沢の縦に速いスピードに手ごずった印象があります。後半に向けて、どのような対応をされたのでしょうか?
「少し立ち位置を変えて、プレッシャーに行く位置が少し下がったり、つまりはコンパクトになりやすいということをやってみました。それが少しの時間だけですけれども、修正できたのかなと思います。前半の悪い時間よりも良くなったと思います」

Q:課題はあるにせよ、どんな状態でも勝つんだという、そういう勢いのようなものが身に付きつつあるのかなという感じを受けますが、監督の手応えはいかがでしょうか?
「最後に金沢さんのシュートが入っていれば、逆転負けもあったようなゲームだったと思いますが、そこのツキも含めて、勢いのようなものがあると思います。J2のレギュレーションが連戦になってしまった中で、なかなか盛り返すとか、流れを変えるのが難しい中で、内容はあまり良くないですけれども、いい方向で勢いを持って、勝点3を、あるいは勝点1を積み上げていけている。そういう意味では、一時期良くなかったときと比べると、選手たちの顔色にも勢いもありますし、いいと思います」

Q:今後、力を入れて改善していきたいということでは、どういうことになりますか?
「守備のところで何回もピンチを迎えている、大きなピンチを迎えている点ですね。そこに至る前のところで、もう少し、やるべきことをしっかりやろう、そこを修正するために必要なことを落とし込んで、みんなでできることをやっていこうとよく言うんですけれども、一人ひとりが自分の仕事プラスアルファをやれるように、そうすればピンチが一つ減って、二つ減っていく、いい状態になっていくと思います」

Q:率直に言って手応えはあると思いますが、改めて5連勝ということについてはいかがでしょうか?
「非常に嬉しいです、はい。もう一つ加えて言うのであれば、私の考えでは42試合の内の5試合であって、5連勝は難しいと思うんですけれども、それができたからと言っても勝点は15であって、それが20になるとか、ボーナスポイントがあるということではないので、落した分を取り返したというだけで両手放しでは喜べません。まだまだ戦いは続くので、継続して勝点を詰めるようにという想いの方が強いです」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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