「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J2第25節 甲府-福岡】「勝負の分かれ目を逃してしまったことが大きい」/太田修介/新井涼平

2020明治安田生命J2リーグ 第25節
日時:2020年10月10日(土)15:03キックオフ
会場:山梨中銀スタジアム/1,528人
結果:ヴァンフォーレ甲府 0-2 アビスパ福岡
得点:[福岡]フアンマ(59分)、石津(71分)

◎太田修介選手(甲府);
Q:この0-2という結果をどのように受け止めていますか?
「悔しいですね」

Q:福岡と甲府の間にあった差というか、何が勝敗を分けたと感じていますか?
「シンブルに僕が決めていれば先制点が取れて1-0でゲームを進められたと思いますし、そういう勝負の分かれ目のところを逃してしまったというのが大きいかなと思います」

Q:4度目の5連戦で、福岡との対戦から上位対決が始まる中で勝点3を目指していたと思いますが、内容は悪くないけれども結果が出ないという現状を、どのように受け止めていますか?
「まずこの試合に入る前に、今シーズンの中でも数試合に数えられるビッグゲームだと思ってチームとしても臨んでいたし、内容どうこうじゃなくて勝たないといけないし、負ければその内容は良くないんだろうし、勝てばその内容はいいんだろうし、結局、結果が物を言うスポーツなので、内容が良かったからではなくて勝てなかったことがすべてだと思いますし、勝てるようにしないといけないと思います」

Q:すぐに北九州との対戦が待っています。そこに向けて、どのように切り替えてやっていきたいですか?
「この敗戦の悔しさを消化させるのではなくて、しっかりと胸に刻んでプレーしなければいけません。ただ、まだ終わったわけではありませんし、下を向いていてもいいことはないので、上を向きながら、でも心理的には後がないという気持ちでやらないといけません。次の北九州戦に全身全霊をかけて、みんなで戦わなければいけないと思います」

Q:今日の試合で改善するところ、次の試合に向けてつなげられる良かったところ、2点について教えてください。
「先ほど話したこと以外のことで言えば、例えば失点シーンの前に何本も簡単にクロスを上げられている状態が続いていたのが失点の原因だったのかなと思いますし、勝負所や勝敗を分けるプレーのところで、もっと厳しさを持たないといけません。またチャンスに決めきることは明白な課題だと思うんですけれども、入らないなら数を増やしていくしかないと思いますし、チームとして相手のペナルティエリアの中に何回侵入できたかといえば、まだまだ足りないと思うので、もっと増やしていかないといけませんし、入らないのであれば母体数を増やさなければいけないと思います。成果は個人的にはないと思います。勝たなければいけない試合だったので、勝てなかったことがすべてだと思います」

◎新井涼平選手(甲府);
Q:率直に0-2という結果についてはどのように受け止めていますか?
「上位を追随するためにも必ず勝点3が必要だった試合で、勝点1も取れずに相手に3を与えてしまったというところに関してはふがいない結果だったと思います」

Q:福岡と甲府の間に合った差、何が勝敗を分けたと感じていらっしゃいますか?
「ゴール前での迫力、守備の面で特にそこを感じさせてしまったというところと、セカンドボールのところで、福岡さんは激しくボールを奪いに来る、また後ろ向きの相手には前を向かせないとか、守備での迫力というところで差を感じさせてしまったかなと思います」

Q:2位との勝点差が13になりましたが、この数字に関しては、どの様に受け止めていますか?
「まだと言える時期ではなくなってきていると思いますが、試合数自体はありますし、福岡さんのように10連勝できれば30上積みできるということを考えれば、まだまだ昇格というところを諦めて内容のところに特化しようということを考える時期ではないと思います。結果を求めて、どの試合も戦っていかないといけないなと思います」

Q:最近の試合は、チームとして目指すサッカーがある程度できるようになってきていますが、後半戦に入って結果というものが求められる中で、昇格争いを経験している選手として、どのようなことを感じていますか?
「勝点3を取るための一番の近道がいまやっているサッカーだと思うので、あとは一番難しいところではあると思いますがゴールネットを揺らすところ。そして相手にネットを揺らさせないという守備の迫力のところ。そこが足りない部分だと思います」

Q:それを出すために何が必要だと考えていますか?
「細かな立ち位置、守備で言えば最後に相手にシュートを打たせない立ち位置、そこに持っていかせないというシュートまでの過程での立ち位置というのは修正できると思いますけれども、攻撃の面では、それぞれがいいポジショニングを取っていますし、ゴール前まで全選手が描いている絵を通してボールを動かせているという印象があるので、あとは最後のペナルティエリア周辺で、味方をも裏切るようなアイデアであったり、時間的に余裕を感じられるかというメンタル的な面が大きいかなと思います」

Q:中3日で上位の長崎との対戦が待っています。そこに向けてどのように準備したいと思っていますか?
「今節、試合に出場しなかつた選手は、今日の試合を見て思うところがより強くなっていると思いますし、今日出た選手は、今日の結果というものを次の長崎戦に向けて、この3日で準備してぶつけていかないといけないなと思います」

Q:福岡戦から今までの試合よりも多く入場できるようになりましたが、1人でも多くのサポーターが来てくれることで、選手のみなさんのモチベーションは変わってくるでしょうか?
「まだしっかりとした応援スタイルというのはできないと思いますけれども、しっかりとサポーターのみなさんの前でプレーできるということが少しでもあれば、選手のメンタル的なところにも少なからず影響はあると思うので、多くのみなさんに来ていただきたいと思います。けれども、その前でしっかりと結果、内容を伴った試合を見せないと、お客さんも納得して来てくれないと思うので、そこは僕たちが結果、内容というところで、しっかりと見せて、スタジアムで試合を見たいなと思ってもらえるようなプレーをしなければいけないと今日は感じました」

Q:これで7試合勝利から遠ざかっていますが、北九州戦ではどのような戦いをして、どんな結果を届けたいという想いがありますか?
「内容は良いというふうに感じいますし、どの選手も思っていると思いますけれども、結果がついてこないと良い試合とは言えないと思うので、その結果を出すために、また3日間で準備をしなければいけないと思います」

Q:勝利を届けたいという気持ちは強いものがありますか?
「勝利しないと、やはりお客さんもスタジアムでそれを味わいたいとは思えないでしょうし、1勝だけでは『次に勝てるのか?』という気持ちになってしまうと思うので、福岡さんのように何連勝もして、見に行けば勝てる、勝利を味わえるというところまでもっていかないといけないなと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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