「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J2第33節 福岡-琉球】「存在感を示したかったが1-3という敗戦。非常に残念な想い」/樋口靖洋

2020明治安田生命J2リーグ 第33節
日時:2020年11月11日(水)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/2,640人
結果:アビスパ福岡 3-1 FC琉球
得点:[福岡]山岸祐也(31分、73分)、上島拓巳(77分)、[琉球]田中恵太(90+3分)

◎樋口靖洋監督(琉球);
Q:試合を振り返って
「今日は上位の福岡に対して何とか勝って、僕たちの存在感を示したかった、そういう意気込みで臨みました。ただ、結果として1-3という敗戦で、非常に残念な想いです。ゲームの方は、正直、納得のいかない形でゲームが動いたと。非常に残念な想いです。そこまで非常に僕たちがいいリズムでゲームを進めていただけに、あの1点でゲームが非常に大きく動いてしまった、それが納得のいかなかい形だと思います。その後、僕たちも、後半、しっかりとボールを動かしながら押し込む形を作りながらやれたという部分はあるんですけれども、結局、終わってみれば、福岡の最も得意とする形のカウンターとセットプレーでやられたという部分では残念な結果です。選手たちは最後までゴールに向かい、最後に1点を返してくれた、これは非常に大きな成果だと思うし、次につながる1点だったと思います。結果は残念ですけれども、また中3日でアウェイの長崎に乗り込んで、上位をしっかりと倒すという意気込みを持って戦っていきたいと思います」

Q:今日はボールを握れた試合ではありましたが、結果的にこのスコアになったというのは、相手に握らされていたのかなとも思いますが、そこはいかがでしょうか?
「握らされたという感覚はあまりないですね。前半に失点する少し前から、相手のプレッシャーを受けて、逆に僕たちの握り方がネガティブになっていたと。これは相手に握らされたというよりは、僕たちの問題だと思います。そこは解決しないといけないと思っています。後半は動かしながら相手の背後までは行ったんですけれども、やはり最後のボックスでのシュートブロックだとか、一歩の寄せというところでは、さすが福岡だなと、失点の少ないチームなんだなという印象は持ちました」

Q:後半に入って田中恵太をサイドに置きましたが、この起用は福岡の輪湖、石津にかなりやられていたことに対するケアだったのか、それとも、もっと上原牧人を活かしたかったのか、どちらだったのでしょうか?
「両方ですね。守備面で強化したいというのもひとつですし、もう少し、逆に相手の左サイドを攻め込みたいという想いで使いました」

Q:結果として(山口)和樹を入れたりとか、右サイドを変えていきましたが、そこの部分は上手くいっていなかったからというところでしょうか?
「いやいや、フレッシュな選手をできるだけ入れながら、僕たちがボールを握り始めた時には、和樹とか、(小泉)佳穂辺りが間で使えた時に、もう一回外が使えるのではないかという考え方で、恵太を右SBにして、よりオーバーラップした状態を作りたいなという意図ですね」

Q:前半の1点で流れが悪くなり後を追う形になってしまいましたが、後半、攻撃面に関してはチャンスが再三あったと思います。それに対してはポジティブな評価を抱いていらっしゃるのでしょうか?
「後半、僕たちがボールを握って相手を押し込んだというのはポジティブに考えています。ただ、最後の所はやらせてくれなかったなという印象と、僕たちの問題で、ちょっと最後のパスのズレだとか、一歩相手をはがす動きだったりとか、そういうところでもう一工夫あれば、もっと崩せたかなというところです」

Q:後半、カウンターという相手がやりたい形をさせてしまったということに関しては、どのように捉えていますか?
「負けている状況で僕たちが押し込んだら、当然、相手はカウンターを狙ってくると。そういうのは分かっていましたけれど、やはり鋭いですね、福岡のカウンターは。僕たちのボールの失い方のほうが問題であって、もう少し安定して、CB、ボランチを中心にボールを動かすことができれば、よりカウンターというのは減ってきたかなと思います。ただちょっと、受けた中で真ん中で奪われてショートカウンターという形で失点した、まあ、ある意味、僕たちが攻めに行った分、仕方のない部分はあるんですけれども、僕たちの問題として解決しなければいけないなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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