「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J2第38節 岡山-福岡】「まだ細かいところが足りない。個人の差がまだばらつきがある」/有馬賢二

2020明治安田生命J2リーグ 第38節
日時:2020年12月2日(水)19:33キックオフ
会場:Pikaraスタジアム/1,181人
結果:ファジアーノ岡山 1-1 アビスパ福岡
得点:[福岡]重廣卓也(53分)、[岡山]イ ヨンジェ(58分)

◎有馬賢二監督(岡山);
Q:試合を振り返って
「しっかりとサッカーの本質である戦うところから入ってくれたと思っています。長いボールが増えるというところと、セカンドボールを拾い合うというところは、逃げていたら勝負にならないので、その辺はしっかりと把握しながら入った中で、攻撃では、背後を狙うというところと、もう少し前半は距離感を良くしてボールを運んでいけたかなというところで、ハーフタイムにそれを伝えながら、つなぐところと背後を狙うところと、それにトライしてくれたかなと思っています。その中で、長いボールとカウンター、そして打ち込んで2枚目が出てくるところのケアはしていたつもりだったんですけれども、分かっていてやられた部分というのは改善していかなくてはいけないし、逆に、その後にしっかりと自分たちが追いついて、何回かチャンスがある中で、やはり取り切れる、もしくは代わった選手を含めて、もちろん、やっている選手もいるし、だけどまだまだ甘さがある部分もたくさんあるし、それを最後、本当に詰めていけるかどうかが勝点3になるのかなと感じています。この前の北九州戦も、(椋原)健太がアクシデントがあって前半で交代しなければいけなかったりとか、今回もこの連戦で(赤嶺)真吾なんかも良かったと思うんですけれども、長く使うところにはリスクがあるので、代えながら使っていった中で、できている部分と、できていない部分というのが、まだまだ個人の差があるなと。その辺をしっかりと残り4試合を含めて、詰めていくことで勝点3にもなっていくと思っています。大きなベースのところは、みなさんの声援を受けながら本当にできている部分はできていると思うんですよ。ただ、まだまだ彼らだったら詰めていける部分がたくさんあると思うので、その辺は妥協せずに、求めながら、残り4試合を戦っていきたいと思います。でも勝点3が欲しかったゲームです」

Q:J1を狙う福岡に善戦したと思いますが、その辺りはいかがでしょうか?
「福岡さんのストロングというか、その部分を逃げることなくしっかりと消しながらも、十分やれるところは僕も感じています。それは当然、今後に活かしていけると思うし、前回、違うタイプの北九州ともそういう戦いができたと思うし、そこのベースを持ちながらも、ベースのところをさらに上げていく、切り替えのところもそうだし、予測もそうだし、最後のバスひとつ、奪った後のパス1本、ゴール、フィニィッシュのところというのは、さらにやっていくことで、もっと変われるなと。ベースのところは十分にやれると思います。ただ、まだまだ細かいところが足りないかなと、個人の差がまだばらつきがあるなと思っています。さっきも言いましたけれども、けが人が多い中で、引っ張りたい選手を引っ張れない場合もありますし。それはうちだけではないんですけれども、常に高いところでの競争ができる状態を作っていく必要があるのかなと思います。それによって勝点3に変わるのかなと思っています。ベースは良かったと思います」

Q:今日は今季のホーム最終戦でした。その辺りについてはいかがでしょうか?
「もう悔しいの一言です。これだけ夜遅い時間のゲームに、岡山から少し距離があところに応援に来てくれて、いろんな方の協力でホームゲームとしてできたことは非常にありがたいことだし、その中で勝点3が取れなかったことは悔しいの一言です。その可能性が十分にあったゲームだったと思っています。これだけ応援してくれたみなさんには感謝しているし、次につながるゲームだった故に、勝点3が取りたかったです」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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