「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J1第2節 清水-福岡】「各々が勝点3を意識していかないといけない」/山岸祐也/サロモンソン

2021明治安田生命J1リーグ 第2節
日時:2021年3月6日(土)14:03キックオフ
会場:IAIスタジアム日本平/9,063人
結果:清水エスパルス 2-2 アビスパ福岡
得点:[清水]カルリーニョス ジュニオ(12分)、[福岡]山岸祐也(61分)、[清水]中山克広(65分)、[福岡]エミル サロモンソン(90+2分)

◎山岸祐也選手(福岡);
Q:山岸選手にとってJ1初ゴール。その後リードを奪われたものの貴重な同点ゴールになりました。あのシーンを振り返っていただけますか?
「エミルからクロスが上がるときに、なんとなく流れてくるような雰囲気があったのでファーにポジションを取って待っていたんですけれども、そこで流れてきて、いいところにボールを置けたので、あとはシュートを抑えるという意識でボールを滑らして蹴りました。入ったので良かったと思います」

Q:厳しい時間帯もありましたけれども、開幕戦と比較するとかなり戦えていましたし、チャンスも多く作りました。どのような変化があったと感じていますか?
「正直、開幕戦は前半すぐに失点して出鼻をくじかれてしまって、それが影響して、みんな自分のプレーができなくなったいました。J1のスピードも初めて体験でしたけれど、ルヴァンカップを含めて3試合目というところで慣れてきたというのもありますし、相手の怖いところへどんどん入っていこうとも言っていました。その回数をもっと増やせればいいですけれども、今日は最低限ぐらいはできたのではないかと思います」

Q:開幕戦の後も「戦っていける」と話されていましたが、さらにその辺の手応えも強くなったのではないですか?
「勝点1しか取れていないので、これを3に持っていくことを各々が意識していかないといけませんし、一つになっていかないといけないと思います。守備面でも改善できるところはいっぱいあると思いますし、攻撃面でももっともっと怖いようなプレーをしていかなければいけないと思っています。これからもブルーノとコミュニケーションを取ってやっていきたいと思います」

Q:守備のところで改善できることがあったというお話でしたが、前後半で、はめ方とかフリーにさせないとか、結構変わったと思いますが、そこらへんはどのように捉えていらっしゃいますか?
「特に中で変えたということはなかったと思うんですけれど、個人のところで、『相手がこうしてくるからこうしよう』というのがあったと思います。自分は前線だったので、ブルーノとアンカーのところを閉めながら、CBにプレスをかけてサイドを限定していくというのが仕事だと思っていたので、何回かボールを奪えたシーンもありましたし、奪えそうな場面もあったので、デイフェンスラインも楽になったと思います。今日の仕事をもっともっとしていこうと思います」

Q:特に後半、ブルーノ選手との関係性がいいなと思いましたが、ハーフタイムや何か話されたようなことはあったのでしょうか?
「ずっと話していました。ハーフタイムも話しましたし、試合中も『ここに来たらここに来て』と距離感のことはずっと言っていますし、ブルーノも言ってきますし、練習からも言っていました。そういうシーンが試合で出せたことは良かったと思いますけれども、そういうところからゴールへというところを、もっと意識してやっていきたいです。その回数を増やしていけば相手の脅威にもなると思うので、どちらも英語はあまり得意ではないのですが、身振り、手ぶりを交えて、これから頑張っていきたいと思います」

Q:今日の試合後のミーティングではいろんなことをお話しされたと思いますが、どのような雰囲気だったのでしょうか?
「J1で10位以内というのを目標としていますが、その中で、今日、初めて勝点を取ったので、目標を達成するために、今日から次の試合に向けて一致団結してやっていこうという雰囲気でミーティングしました」

◎エミル サロモンソン選手(福岡);
Q:素晴らしい同点ゴールでした。まずあのシーンを振り返ってください。
「重要なゴールでした。終了間際の大切な場面でのフリーキックだったので決められて良かったです」

Q:少し距離が短いところからもFKを蹴りましたけれども、そのシーンと意識を変えたようなことはあったのでしょうか?
「1本目は距離が近かったのもあって少し力を緩めて蹴ったというのがありましたが、それで上手くいかなかったので、あの場面では強く蹴るということを意識していました」

Q:去年のアウェイ栃木戦のゴールを思い出しました。それもあってゴールをイメージできたのではないですか?
「去年の栃木戦のゴールも重要なものでしたし、自分もあのシーンを思い出していました。自分はFKを蹴るのが大好きですから、ああいった場面でFKを得るということが自分にとっては嬉しいことです」

Q:栃木戦は前選手がチームから離れていて、チームが苦しい状況の中で勝点を取れたという試合でした。今日も負ければ2連敗という苦しい状況の中でのゴールだったというところではいかがでしょうか?
「FKに関しては、スタッフも含めてチームの全員が自分のことを信じてくれているのは分かっていますから、FKを蹴るときには、自分のベストを出すことができています」

Q:2失点目を喫した時に、GKの村上選手を慰めているようにシーンがありました。彼のためにも決めないといけないという想いはありましたでしょうか?
「もちろんです。私は村上のことが好きですし、彼はとてもいいGKです。それに自分たちはチームです。試合に勝っても、引き分けても、あるいは敗れた時であっても、それはチーム全員で戦った結果です。私たちはいつも一緒です」

Q:精度の高い右足のキックに対する自信はいかがでしょうか?
「右足のキックには自信を持っています。自分の一番のストロングポイントですし、今日はその右足でチームを助けることができて非常にうれしいです」

Q:スピードとか、正確性とか、いろんな特徴があると思いますが、一番の得意とするところはどんなところですか?
「スピードがあり、ボールにドライブがかかっているので、相手のディフェンダーにとっては難しいかもしれないですね。世界には素晴らしい選手たちがいるので、そうした選手たちのキックを参考にしています」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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