【無料記事】【記者会見 J1第8節 Ｇ大阪－福岡】「継続して自分の持ってる能力を100％出してもらいたい」／長谷部茂利

2021年04月08日 16時24分　
カテゴリ： ★無料記事 • 監督会見 • 試合情報
タグ : アビスパ福岡 • ガンバ大阪 • 長谷部茂利

2021明治安田生命J1リーグ　第8節
日時：2021年4月7日（水）19:03キックオフ
会場： パナソニックスタジアム吹田／5,604人
結果：ガンバ大阪　０－０　アビスパ福岡

◎長谷部茂利監督（福岡）；
Q:試合を振り返って
「まずコロナ禍の中でゲームができたことを感謝しております。また、Ｇ大阪様がコンデイションが少し良くなかったのかなという中では五分五分に戦えた、また、チャンスを作っていたので勝ちたかったなというふうに思います。ただ、昨年度、あれだけの成績を収めて、速いし、上手いし、強い、その相手にどうにか引き分けて勝点を積めたことを良かったなというふうにも思います」

Q:Ｇ大阪の攻撃に対して非常にしっかりとした守備ができたのではないかと思います。守備については、どのように評価されていますか？
「打たれたシュート数も10本に満たない、また大きなチャンスという意味ではそんなに作られなかったのかなと。また、我々のテーマである連動のところで何回か上手くボールを取れたというところが良かったかなというふうに思います」

Q:今日は非常に前から追う姿勢が強かったように思います。ここのところ、失点するときに下がる傾向がありましたけれど、今日は90分間しっかり追えたように思います。
「自分たちの戦い方という意味では、攻守にわたって、また切り替えるところも含めて、我々の色を出していこうということで臨みました。シーズンをスタートしてから、相手様がいる中で、なかなかボールを取れない、またはボールを繋げないということは、何回もあったことですが、今日に関しては、今おっしゃったような守備を敢行するというか、前からプレッシャーをかけるということはできたんじゃないかなと思います。ただ、繋がれてはがされるということは何度もあったので、できたか、できなかったかでいうと、もう少しできないとまずいなというふうに思います」

Q:一方、攻撃のほうはいかがでしょうか？シュート数も多かったように思いますし、特に後半入ってから飲水タイムまでは自分たちのリズムを刻む時間もあり、あそこで点が取りたかったなという印象もあります。
「最後の質のところ、ボールをゴールに入れるというキックなり、ヘディングなりが、まず大事だということですね。また、もう少し大きなチャンスになりそうなボールの奪い方だったり、サイドに運べそうだったりというところもあり、カウンター気味になって、そういうふうなチャンスにもなるかなと思ったシーンもありましたが、そういうところの質をもっともっと高めていけば、当然、得点にもつながりますし、複数得点になると思うので、やはりそこが大事だなというのも、また改めて今日、感じました」

Q:先週末にコロナウイルスの陽性判定を受けた選手が２人いて、思い通りの練習ができなかったと伺っています。そういう状況の中で、中３日の調整でどういうところに苦労されて、どういうところを工夫されて、今日の試合に臨まれたのでしょうか？
「コンディションを戻すということが、まず大事だと思います。そういう意味では、今日戦えた、走れたという意味では、まずまず戻ったのかなと思いますし、コンディション調整に関しては大きな問題にならないように、ピッチに立てる、ピッチで走れる、そこにこぎつけることができたので、難しかったというよりは上手くいったかなというふうに思ってます」

Q:中３日という過密日程ということもあったかと思いますが、今日は先発を６人入れ替えました。非常に躍動していたと思いますが、その選手たちの評価をお願いします。
「まず戦い方ですけれども、コンディションの良い選手が試合に出るべきです。日頃から練習、キャンプからずっといい準備をして、公式戦に出て活躍する、躍動するために準備してます。ですから、躍動していたというふうに見ていただけて良かったと思います。またメンバーを代える、代えないという意味では、人数でいうと６人だったり、７人だったりになるかもしれませんが、その日のスタートがレギュラーです。ある意味、レギュラーはいないというのが我々のアビスパの考え方で、『自分がチャンスを掴むんだ』『掴んだ時に何するんだ』『俺はやるぞ』という、そういうモチベーションでみんな臨んでくれているので、監督スタッフは非常にありがたいし、継続して自分の持ってる能力を100％出してもらいたいなというふうに思っています」

［中倉一志＝取材・構成・写真］