【無料記事】【記者会見 J1第19節 川崎－福岡】「一つになって戦ってくれた。すごく評価できるゲームをしてくれた」／鬼木達

2021年04月16日 20時58分　
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2021明治安田生命J1リーグ　第19節
日時：2021年4月14日（水）19:03キックオフ
会場： 等々力陸上競技場／6,958人
結果：川崎フロンターレ　３－１　アビスパ福岡
得点：［川崎］遠野大弥（19分）、［福岡］エミル サロモンソン（45+3分）、［川崎］知念慶（55分）、山根視来（90+5）

◎鬼木達監督（川崎）；
Q:試合を振り返って
「まず中２日というところで、すごく体力的にも難しい中、そして気候もあって難しいゲームになりましたけども、そういった中でも、選手たちが今出せる最大限の力を出してくれたと思いますし、最後の時間帯とか、本当にどっちに転んでもおかしくないような展開でしたけども、そういうところでしっかりと勝ち切ったところ、チームとして一つになって戦ったところ、本当にすごく評価できる良いゲームをしてくれたと思ってます」

Q:今日２得点に絡んだ遠野選手と、今季初先発だった知念選手が結果を残しましたが、２人に対する評価をお願いします。
「（遠野）大弥に関しては、このところずっと調子よくやっていますし、彼に求めているのはゴールのところなので、そういう意味で言うと、すごく積極的に良いプレーをしてくれたと思います。やはりチャンスのときに足を振れるというのが彼の一つの特徴だと思うので、攻守で頑張ってくれたかなと思っています。また、知念に関しては、なかなかチャンスがない中でも、今日、こういう悪条件の中でしっかりとやってくれました。特に身体を張ってプレーするところだとかは、そうとう相手も嫌がったと思います。しっかりと走るところ、前に突破にかかるところ、キープをするところ、起点になるところ、そういう意味で言うと、本当にいろんなところで彼の良さが出たのではないかなと思います。やはりＦＷなので、どんな形でも点を取るというところで、本当にいい仕事をしたと思ってます」

Q:後半ですが、右サイドの２人の位置関係を微調整されたように見えましたが、そう考えてよろしいでしょうか？
「いや、そこまでではありませんけれども、ただ、前半、少しスムーズさには欠けていたところがあったので、そこは選手たちにも話しましたけれども、ただ、ゲームの流れで、また相手との兼ね合いもあったので、そこら辺は流れの中でそういうふうになったというふうに思います」

Q:前半に比べると小林選手が内側に入ってきて、その分、右サイドを使えるようになったと思いましたが、それは監督の指示というよりも、選手の判断だったということでしょうか？
「狙うところをいろいろ話すのは難しいですけれども、狙うべきところで、内側に入って狙わなければといけないところ、少しそういう話はしました。そういうことがあって、より右に（山根）視来が出て行きやすくなったというのは当然あると思いますけども、ただ、順番的にはゴールを狙うために彼を少し内側に入れたかったというのはありますね」

Q:後半は、かなりペースが上がったと思いますが、そこですぐに点が入ってリードしましたけれど、その後の時間が非常に難しかったんじゃないかと思います。監督はどのようなことを考えられたのでしょうか？
「２点目が入ったくらいの時間帯はすごく良かったと思いますし、あの形で３点目を狙いに行きたいなという想いがありました。ただ相手の狙いもまたはっきりとしていて、普段であればフアンマ選手を下げてというところだと思いますけれども、プラスでブルーノ メンデス選手と２人という形にしてきたりとか、前線でのパワーというものを狙ってきているのが感じられました。自分も福岡の試合を何試合も見ている中で、最後の時間に得点が多いこと、特にパワーを使いながらというところがあったので、そういう意味で言うと、３点目をノーマルに取りに行けばよかったんですけれども、やはり、今日の天候とか、自分たちが中２日であるとか、そういうものを少し考慮しながら、守るべきところはそういう選手を入れながら、やらせないというか、相手にリズムを与えないようにしながら３点目を取りに行きたいというふうに思っていました。結果論になってしまいますけれども、選手はすごく良い対応をしてくれたと思いますし、また新たな自分たちの勝ち方というものができたと思うので、すごくいい締め方を選手はしてくれたかなというふうには思ってます」

［中倉一志＝取材・構成・写真］