「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J1第10節 福岡-FC東京】「自分の特徴を出せるように続けるだけ」/志知孝明/ブルーノ メンデス

2021明治安田生命J1リーグ 第19節
日時:2021年4月17日(土)14:03キックオフ
会場: ベスト電器スタジアム/4,981人
結果:アビスパ福岡 1-0 FC東京
得点:[福岡]ブルーノ メンデス(58分)

◎志知孝明選手(福岡);
Q:攻守にわたって志知選手の気迫溢れるプレーが非常に際立った試合でした。今日の試合を振り返っていただけますか?
「みんな連戦で疲れていたので、僕はいろいろとあったので、その分、頑張ろうと思いました」

Q:貴重な決勝ゴールは、あそこで志知選手が粘ったことで生まれました。ゴールシーンを振り返っていただけますか?
「僕はあそこで折り返しただけです。中で草民君とブルーノが良く決めてくれたと思います」

Q:ここまでの試合では押し込まれることも多く、なかなか前へ出ていく機会は多くはなかったと思いますが、今日はかなり深い位置まで侵入してクロスを上げることが多く、志知選手の特徴が良く出た試合だったと思います。
「それは僕もやっていて感じましたし、そうやって自分の特徴を出していけるように、それでまた得点やアシストだったり、結果を出せるように続けていくだけです」

Q:最後まで運動量が落ちず、終盤は守備面でも非常に貢献されていました。ご自身の出来については、どのように感じられていますか?
「前節、負けているので絶対に連敗はできないと思っていました。そこは僕自身もそうですし、チームのみんなも、よく最後まで身体を張っていたと思います」

Q:粘り強い守備と、全員で点を取りに行くという、アビスパらしい戦いで勝利を掴みました。これからに向けて、大きなきっかけになりそうなゲームだったという印象があります。
「新しい選手も加わって来て、どんどん競争が激しくなっていく中で、どんどんチーム内で高めあって、それを重ねていければ自ずとチームは良くなっていくと思います。練習から高め合いながら、新しい選手と合わせながら、コミュニケーションを取ってやっていくだけですね」

◎ブルーノ メンデス選手(福岡);
Q:先日の練習後の取材で、コンディションは100%とおっしゃっていましたが、それを証明する決勝ゴールになりました。まず、ゴールシーンを振り返っていただけますか?
「コンディションは非常によく、試合を重ねるごとに、日に日に良くなってきていて、今現在、非常にいい状態でプレーできています。怪我で離脱してしまった期間がありましたが、その分、いま元気にやれていることは自分にとっていいことです。そして、こうやってチームの勝利につながるゴールを決められて素直に嬉しいと感じています。ああいうシーンでこぼれ球は絶対に来ますし、FWとしては、そういったボールがこぼれてくるところにポジションを取らないといけないし、そこに集中していたことで、最終的に自分のところにこぼれてきて、それを決められたので良かったなと思います」

Q:今日は非常に拮抗した紙一重のゲームだったと思います。そのゲームで勝利を収められた要因は、どこにあったとお考えですか?
「おっしゃる通り、非常に拮抗したゲームで、どちらに転んでもおかしくなタフなゲームだったと思います。FC東京さんは守備が堅いチームで、カウンターアタックを得意とするチームなので、そこをしっかりとケアしていました。試合前の分析通り、守備が固く、カウンターも鋭く、何度か危ないシーンもありましたけれども、0で抑えられたことが勝利につながったと思います。我々もチャンスを多く作れましたし、得点を奪った後にも何回かチャンスがあったので、追加点を取ればもう少し楽なゲーム展開だったかもしれませんが、やはりそこは、FC東京さんも守備は堅いので、なかなか簡単には取らせてくれませんでした。それでも我々は、最後まで1点を守り切ることができて、非常に良かったなと思っています」

Q:ブルーノ メンデス選手を含めて、コンディションを崩していた選手たちが戻って来て、新たな選手も加入して、いよいよここからが勝負だなという感じですが、いかがでしょうか?
「我々は試合ごとに成長してきてチームはまとまっていますし、こうして怪我人が戻って来て、ジョルディもマリも加わって、ジョルディは早速試合にも出ましたし、こうやって、いろんな選手が戻ってきたり、新しい選手が入ってきたり、アビスパにとってはプラスの力にしかなりません。そのプラスの力をいい方向へ活かしていくことができれば、我々にとってはすごく強いパワーになると思います。これからも試合は続きますが、1試合、1試合、我々の持っているパワーを活かせば、必ずいい結果が得られると思っています」

Q:前半の32分くらいにミドルシュートを打ちました。これまでにはあまり見られないシーンでしたが、今日の試合に向けての意気込み表れかなという印象を持ちました。その点についてはいかがですか?
「今日はボールの出所に取りに行くという狙いがあり、ああいう形でFC東京さんの陣地でボールを奪って、そこから素早いカウンターというのも狙いの一つでした。あの場面は、GKのポジショニングを確認して狙える距離だったので、そこは思い切ってトライしました。途中で誰かに当たるということもありますし、いい軌道であれば入ることもありますし、いろんなことを考えながら狙いました。残念ながらゴールはなりませんでしたが、そういったトライは積極的に続けていきたいと思います」

Q:ここまで無得点でしたが、早く取りたいとか、焦りとか、そういったものはありませんでしたか?
「FWとしては点を取りたい気持ちはありましたけれど、チームプレーに徹することが非常に大事で、何試合かいいプレーが続いていましたから、もちろんそれは自分にとってはもちろん嬉しいことでした。日々のトレーニングから、試合から、自分の持っている力を出して戦えば、自然とゴールは生まれてくるもので、そういう意味では、今日、自分にとっての今季初ゴールが生まれたことは嬉しかったですし、日々の努力がゴールという結果になることは、FWとしても、アビスパ福岡の選手としてもありがたいことです。このゴールを機に、もっともっとたくさんゴールを取って、チームの勝利に貢献できれば嬉しいです。この勢いを続けていきたいです」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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