【無料記事】【記者会見 J1第11節 広島－福岡】「選手たちの力で勝ち取った勝利、勝点３というのは大きい」／長谷部茂利

2021年04月25日 0時54分　
カテゴリ： ★無料記事 • 監督会見 • 試合情報
タグ : pickup • アビスパ福岡 • サンフレッチェ広島 • 長谷部茂利

2021明治安田生命J1リーグ　第11節
日時：2021年4月24日（土）14:03キックオフ
会場：エディオンスタジアム広島／7,290人
結果：サンフレッチェ広島　１－２　アビスパ福岡
得点：［福岡］オウンゴール（9分）、［広島］東俊希（28分）、［福岡］前博之（58分）

◎長谷部茂利監督（福岡）；
Q:試合を振り返って
「早い時間帯に得点を入れることができたのですが、また失点して追いつかれるタフな戦い、天候も含めて、非常にバトルの多かった試合だったというふうに思います。選手たちはよくやってくれました。広島さん相手にここまでできるというのを見せられたのではないかなと思います。何回やって、何回勝てるかというと、なかなか勝ちに持ってくには難しい相手ですし、ゲームだったと思いますが、そこで選手たちの力で勝ち取った勝利、勝点３というのは大きいんじゃないか、自信になるんじゃないかなというふうに思います」

Q:前半は自陣内でのプレーが多く、かなり押し込まれましたが、それでも慌てていない、シュートまでいかせないというところで、押し込まれながらもいい守備ができたのではないでしょうか？
「特に前半、押し込まれたというところで言うと、もう少し自分たちが前へ、もしくはボールを取るというところ、取りどころも含めて改善しないといけないなと思います。失点に繋がってもというか、失点してもおかしくないような流れだったと思います。私自身は改善しないとまずいなというふうに思ってます。ただおっしゃるように、シュートを前半から10本、20本と打たれたわけではないので、勝負という意味では、どうにかこらえたと。風の向きもありますが、後半に自分たちの時間帯が少しできたんじゃないかなというふうに思います」

Q:おっしゃるように、後半はボールを持つ時間や、相手陣内でプレーする時間も増えたと思います。あの辺りはどういった修正したというか、どういった狙いで入られたのでしょうか？
「相手のこれまでやってきたほとんどの形、システムも含めて、少し違ったので、準備してきたものがなかなか簡単に出せなかったということがありました。修正も重ねたんですけれども、ハーフタイムでさらに明確にというか、選手たちと共有してプレーしていこうという話をして、それを実行してくれた、そんな形です」

Q:最終的には複数得点を取って、課題がありながらも１失点に抑えたという意味では、修正課題を残しつつも、結果、内容としては、まずまずだったと言えるのではないでしょうか？
「活躍した選手がたくさんいます。守備面でセンターバック、サイドバック、キーパー、活躍しましたね。その守備面の活躍を、もう少し減らしたいなと思います。そこに至るまでの守備のところというんですかね、相手の攻撃を、どこで、どういうふうに止めるのかというところを、もう少し高めていかないとまずいなというふうに思っています」

Q:今日の決勝点は前選手の素晴らしいミドルシュートでした。彼は去年からも。こぼれ球も含めて、あのレンジからのシュートを常に狙ってるという印象を受けていましたが、これまではふかすことが多かったように思います。今回のシュートに関する評価と、何か修正する上で、監督、もしくはコーチのみなさんで、手直しを、この間にしてこられたことというのはあるのでしょうか？
「あのシュートに関してはトレーニングをしてますし、積み重ねで、ああいうキック、プロの技と言うんですかね、非常に良かったと思います。それについては修正するところはありません。継続して１試合に１回ぐらい、ああいうシュートをしてくれると、チームとしてはは乗っていける、枠に行けば入る可能性高いですね。ただ、他の面では課題だらけで、攻撃の時間をもっと長くしたいし、守備のところは先ほど話したようなことがいくつもあると思うので、修正していかないといけません。現状、今日は勝てましたが、これが続くかといえばそうではないと思います。そこで勘違いをしないように、自信を持つことと、勘違いとは大きな違いがありますから、継続して、リーグ戦、カップ戦に臨んでいきたいと思います」

Q:今季、アウェイですごく善戦しているなと思います。アウェイでも戦えている要因というか、理由というか、監督の中で思い当たる節はありますか？
「あまりないですね、ホームと同じように自分たちのベストを尽くしている。それだけです」

［中倉一志＝取材・構成・写真］