【無料記事】【記者会見 J1第11節 広島－福岡】「ファミリーの方に悔しい思いをさせてしまった。勝点０は本当に残念」／城福浩

2021年04月25日 1時05分　
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2021明治安田生命J1リーグ　第11節
日時：2021年4月24日（土）14:03キックオフ
会場：エディオンスタジアム広島／7,290人
結果：サンフレッチェ広島　１－２　アビスパ福岡
得点：［福岡］オウンゴール（9分）、［広島］東俊希（28分）、［福岡］前博之（58分）

◎城福浩監督（広島）；
Q:試合を振り返って
「本当にファミリーの方に悔しい思いをさせてしまいました。ホームでなかなか勝てていないこともあり、今日は本当に強い気持ちを持ってみんなで勝点３を取るべく臨みましたけれども、結果として勝点０で終わったというのは本当に残念です。もちろん内容は細かなとろもありますが、２失点したということ、ここは強く反省しなければいけないし、チャンスは作れなくはなかったんですけれども、インテンシティの高い、ある意味、蹴り合いのようなゲームになる中で、もっともっと自分たちのペースを主導的に握れるチームになりたいというふうに思います。バトルのところで負けてはいけない、そういう戦いではあったと思いますが、ゲームそのものを自分たちのペースに持ち込めるような、そんなチームにみんなでなっていきたいなというふうに思ってます」

Q:前半は非常に良いリズムで入れたんじゃないかと思いますが、後半はペースが上がらなかったような印象です。疲れがあったと見るべきでしょうか？
「疲れのせいにはしたくないですね。おそらく後半、少し相手が圧力をかけた入り方をしてきたと思うんですけど、そこは丁寧なポジションで相手を剥がしていったり、しっかり裏を取るような引き出しをするというところが必要だったと思います。おそらく失点のところも、そこが中途半端になって相手に弾かれて、そのまま右サイドからクロスを入れられたということだ思うので、ボールの出し手のところもそうですけれども、受け手のところも、ちょっとモビリティの足りない後半になってしまったかなと思います」

Q:ゴール決めた東選手は失点にも絡んでしまいましたが、彼にこれから求めたいことというと、どのようなものがありますか？
「もちろん、攻守においてクオリティのところは本当に高めていってほしいと思いますし、ディフェンダーとしては守備のところを万全に、もっともっとしていってほしいなというふうに思ってます。ただ、ＳＢでありながら、あそこに入っていけるという意味では、彼のストロングでもありますし、また我々のチームが、引いた相手に対して点を取っていくには、彼だけではなくてＳＢというの一つキーになってくるので、前線と入れ替わりながらゴールに入っていくというのは、もっともっとこれから進めていきたいというふうに思います」

Q:ジュニオール サントス選手が、これで10試合、得点から離れねる形になりました。台所事情が厳しいところもあるとは思いますが、現状と今後の起用方法について、どのように考えていらっしゃるのでしょうか？
「彼が前線でどういう状況が相手に脅威を与えるかというのは、毎試合振り返りながら、彼と話をしながらやってきています。当たり前ですが、彼へのマークというのは非常にきついものがあって、彼にマークが集中したときには他が空くわけで、他の選手が活きてくれば、彼が活きるので、そういうサイクルを作らないと、彼が点を取れないというところだけにフォーカスすると、少しチームとしてはおかしくなるかなと思います。彼に点を取ってほしいし、彼がチャンスメイクをしてほしいけれども、そのためには、周りが、彼のマークをついてる選手の集中がそがれるような、そんな攻撃をしていかないと彼にもなかなかチャンスは来ないと思います。ですからそこはチーム全体で、マイボールのときもそうですけれども、相手の裏も含めて、もっともっとアグレッシブなサッカーができるような、メンバー的にはそれをチョイスしていきたいし、チームとしてもそれを目指していきたいというふうに思います」

Q:産みの苦しみというような心境でいらっしゃるのでしょうか？
「もちろん、各々の選手に特徴がありますし、ジュニオール サントスの特徴も活かしきりたいというふうには常々思っています。彼も一つ、おそらく納得のいくゴールができれば、乗っていくっていうところもありますし、周りが彼がもっともっと信頼するというとこもあると思うので、そのサイクルに行くまでは、やはり勝ち点を積み上げながら、自分たちの最大値を探れるようにしていかないと、上に離されてしまいます。自分たちも危機感を持ってやってるので、そこは全員で、まずは目の前の試合で勝点を取りながら、特徴を活かし合うというところを、２番目に進めていきたいというふうに思います」

［中倉一志＝取材・構成・写真］