「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 YBCルヴァンカップ第4節 札幌-福岡】「自分たちなりに100%は出せたのではないか」/長谷部茂利

2021明治安田生命J1リーグ YBCルヴァンカップAグループ 第4節
日時:2021年4月28日(水)19:03キックオフ
会場: 札幌ドーム/4,446人
結果:北海道コンサドーレ札幌 1-1 アビスパ福岡
得点:[札幌]アンデルソン ロペス(84分)、[福岡]ジョン マリ(90+4分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「前半、我々の左サイド、札幌さんの右サイドから崩された場面が何回かあって、少し危険だったかなという想いがあります。ただ、どうにか凌いでという形で、後半の最後の方に、終盤に勝負を持っていけるかなと思ったんですけれども、そこで失点してしまい、勝つには難しい状況になってしまいました。それでも最後の最後に追い付いて、グループリーグを終わらせずに5節、6節に望みをつないだ、そんなふうな感想です」

Q:前半はかなり長いボールに苦労した厳しい試合でしたけれども、それでも上手くやれば何とかいけたのではないかという場合も結構あったと思います。その辺はどのように見ていらっしゃいますか?
「危ない場面もあったと思いますし、トータルで考えると我々もチャンスを作ったので、チャンスの後のピンチ、そのピンチで失点してしまいましたが、熟練されたチーム、統率されたチーム、攻撃的でボール扱いの上手な札幌さんに対して、十分互角に持っていけたのではないかなという想いはあります。ただ冷静に見れば、2点も、3点も取られる可能性もありましたし、私達が前半もしくは後半の頭ぐらいに得点を何点身も取れたかと言えば、そういうチャンスはあまりなかったと思います。力の差はあったと思いますが、自分たちなりに100%を出せたんじゃないかなと。最後の勝負のところで言うと、ポストに何回か当たったので、ああいうところが勝負の分かれ目というか、勝点1ではなくて3になるところだと思うので、そういうところも突き詰めていきたいなというふうに思います」

Q:その中でも、最後に粘って追いついたというのは、今シーズンのアビスパを非常に象徴しているゲームてせはなかったかと思います。
「いい意味で我々らしいと思います。そうならずに2点、3点、複数得点を取って0失点でという形が望ましいんですけれども、簡単にはいきません。札幌さん相手に失点はしましたが、粘り強く、非常にではないですけれども、十分よくやってくれたと、戦ってくれたと、そういうふうに思ってます。

Q:得点は、ジョン マリ選手が反応鋭く頭で押し込んだ形でした。これで2試合目にして初得点ですが、どのようにご覧になっていますか?
「結果を残してくれたと思います。やはり最後はそこヘディングでいく、FWらしいですね。必ず入れるんだという、一番ぶれのないヘディングで行ったと思うんですけれども、その辺がやっぱりFWだなと思います。他のプレーもいいプレーがありましたし、もちろん修正するところもあると思うので、そこを修正、改善して、チームにもっともっと入り込んできて、攻撃のところ、守備のところで長所を出してほしいと思います」

Q:勝利が欲しかったところではありましたが、グループリーグ突破の可能性は残しました。あと2試合に向けて意気込みを聞かせて下さい。
「残り5節、6節でグループリーグを勝つことで道が開けてくると思うので、他力ではありますが、自分たちが勝てば何かが起こるんじゃないか、そういう想いで戦いたいと思います。準備したいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ