【無料記事】【記者会見 J1第14節 仙台－福岡】「コントロールによって見放された勝利を取り返しにいきたい」／手倉森誠

2021年05月16日 21時06分　
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2021明治安田生命J1リーグ　第14節
日時：2021年5月15日（日）14:03キックオフ
会場：ユアテックスタジアム仙台／6,249人
結果：ベガルタ仙台　０－１　アビスパ福岡
得点：［福岡］渡大生（90’+1分）

◎手倉森誠監督（仙台）：
Q:試合を振り返って
「ホームでね。久しぶりに帰ってきて、連勝をできればと。そこに意欲を持って、中２日のゲームですけども、奮い立って戦って見せたと。相手のダイレクトプレー、ロングボールだったりに対して、しっかりと対応して一進一退のゲームにしっかりと持ち込んで、こっちもボールを動かしながらの仕掛けのチャンスを作ったり。ただ決めきれなかったというゲーム。その中で、仕掛けの部分でも鋭さというものが右サイドは今日は欠けたかなという。だからこそ我慢比べだなという話をしながら行ったときに、その我慢の先にはね、福岡がここまで４連勝しているという勢い、それが、いろんなゲームコントロールというところに対して動かされて、ポイントの違うリスタートから失点して負ける、相手が勝つというところを見たときに、勝ち運が福岡にあったんだろうなという内容で、あれが上手くコントロールをしっかりしてもらっていれば、負けるゲームではなかったなと。ただホームでゴールを奪えないということに対して反省しつつ、ホームでも連戦が続く部分で、コントロールによって見放された勝利という部分を、しっかりと取り返しにいきたいと思います」

Q:失点シーンについてですが、リスタートが始まる直前に、手倉森監督が注意を促したような姿が見えたんですけども、あのシーンは監督として、どういうプレーがよぎったというか、その場を振り返って監督はどう考えていますか？
「ミスジャッジと言うよりも、ゲームコントロールの、リスタートのポイントがずれていたり、あと遅延行為で相手が何回もボールの前に立っていたりということありながら、うちは注意されるけど、向こうはやっても注意されないみたいなところ。ポイントが違って始められたのに、うちは止められたのになんで止めないんだという。その流れからの失点だったんでね、やはり選手たちは目の前のボール、目の前の相手というよりも、そういったところにフラストレーションを持ったまま対応していたら、ああいう目にあったというところですから、そういったところは、ぜひコントロールしてもらいたいなと。今シーズンはジャッジを流されている部分がありますけど、ＶＡＲでゴールというふうな判断。だけども、リスタートを始めたところはＶＡＲで見てくれないのかとかね。ＶＡＲが今シーズンあった時に、どこまで遡るのかだとか、どこまで流すのかというところが、やはり、うちはね、そこで憂き目にあっているなという感じが。結局、画面を見ずに判定が決まるということになると、地上のレフェリーは何なんだというふうに思ってしまいますし、あれだけ待って、画面見なくてもっていうんだったらね、その前に上からフリーキックのポイント違いますよってなんで言ってくれないのかね。いろんな問題がありますよね」

Q:右サイドで最後の鋭さが足りなかったということでしたけれども、右サイドを中心に深い位置まで入っていたように見えたのですが、もう一歩何が足りなかったのか、どういったプレーが欲しかったのか、どのようなお考えですか？
「右サイドで（加藤）千尋と関口（訓充）を入れ替えたときには、右の威力というものをね、もっとつけたいなと。その理由としては、間瀬が少しやっぱり、今日は相手のサイドバックの裏まで走り込むというタイミングが少なかったなというね。そこがちょっと、鋭い攻撃に至らなかった要因だなと。ハーフタイムでは、もっと１対１だったら縦に勝負してほしいと。それを相手の目の前で収めて、すぐに中に返したり、近くの人に渡したりというところが、ちょっとじれったいところがありました。ただそこはね、やはり中２日だったというところもあるし、前回のフロンターレ戦でも彼には頑張ってもらった中で、でもボール１個分でも、ゴールラインに対して２ｍでも、３ｍでも行く気になっていたら、また違う展開があったはずだなと思って見ていたんですよね。はい」

［中倉一志＝取材・構成・写真］