「football fukuoka」中倉一志

【無料記事 選手コメント YBCルヴァンカップ第6節 福岡-鳥栖】「チームとして狙っている形を発揮できた」/城後寿/石津大介

2021明治安田生命J1リーグ YBCルヴァンカップAグループ 第6節
日時:2021年5月19日(水)19:03キックオフ
会場: ベスト電器スタジアム/979人
結果:アビスパ福岡 4-1 サガン鳥栖
得点:[福岡]城後寿(8分、56分)、石津大介(60分)、フアンマ(72分)、[鳥栖]林大地(74分)

◎城後寿選手(福岡);
Q:勝利を引き寄せる大きな2得点でした。まず、2つのゴールシーンを振り返っていただいてもいいでしょうか?
「クロスのところでは、この試合に限らずチームとして狙っている形なので、そこは上手く発揮できたかなというところと、自分の良さ、特長がゴール前で出せたのかなと思います」

Q:城後選手のゴールはもちろん、4得点を振り返ってみると、チーム全体で高い位置からプレスをかけに行って、ボールを奪ってから素早く切り替えて、早くゴール前に行くという形を表現できたゴールだったのかなと思います。そういう意味でも、狙い通りの攻撃ができた印象があります。
「ボールを持たれるシーンはありましたけれども、4点中3つはクロスからの得点で、もう一つの石津の得点に関しては、奪ってだから素早く、しかもカウンターという形でいつも狙っているシーンだったと思うので、チームとして狙ってるシーンが上手く発揮できたと思いますし、今日に関してはリーグ戦でなかなか出番のない選手が主にピッチに立ったんですけれども、そんな中でもチームとして狙っている形が上手く表現できたということは、チームとして厚みが増しているなと感じました。チームとって非常に良いゲームができたんじゃないのかなと思います」

Q:これでリーグ戦の5連勝を含めて9戦負けなしという成績です。チームは非常に好調ですが、この要因を城後選手はどんなふうに捉えていらっしゃいますか?
「なんでしょうね(笑)。練習のところから、非常に選手一人ひとりが意識を持ってトレーニングできていますし、監督も、コーチも、すごく分かりやすい提示を僕たちにしてくれるので、それを僕たちが上手くピッチで表現できていると思います。もちろんチームが良い状況の中、試合に出る選手、出ない選手、ベンチにも入れない選手、それぞれいるとは思うんですけれども、そういう状況の中でも、みんながチームのために、クラブのために、誰一人不満を言わずにやっている成果が、この結果に繋がってると思いますし、この結果が出てるのは、やはり必然的なものだというふうに思います」

Q:城後選手ご自身はこのルヴァンカップで3ゴールを決めました。しっかりと結果を出したという部分では、リーグ戦につながる部分も大きいかと思います。これからのリーグ戦に向けて、どのような形でつなげたいと思われていますか?
「ルヴァンカップでは、結果は上手く残せていると思っています。リーグ戦同様にルヴァンカップも目標を高い位置に設定して、とにかく目標を達成しようという気持ちで臨み、2勝2敗2分の8ポイントと、そこそこの結果は出せたと思っています。残念ながら次のステージには進めませんでしたが、誰一人手を抜くことなく、リーグ戦にチャンスをもらえるように、みんなが必死に取り組んでいました。その中で僕自身も、チャンスをもらえるのであれば、もちろんリーグ戦も、ルヴァンカップも結果を残したいと思いながらプレーしたので、そういう想いが、ルヴァンカップではありますけれども、結果に出て良かったと思いますし、結果を残せるのと、残せないのでは、監督の見方も変わるってくるのかなとは思っていたので、そういう意味でも、リーグ戦につなげるプレー、結果は残せたと僕自身思っています。ただ、今日ゴールを決めたからといってすぐにチャンスをもらえるわけではないと思っているので、僕自身もそうですし、日頃出られない選手も、とにかくいい準備をして、いつチャンスが来てもいいように、また引き続きトレーニングからアピールしていきたいなと思います」

◎石津大介選手(福岡);
Q:今日は1得点1アシスト、得点場面は今季初ゴールでした。まずはゴールシーンから振り返っていただけますか?
「高い位置でボールを奪えて、カウエが本当に素晴らしいパスをくれたので、自分は落ち着いて、ファーストタッチが決まったので、GKを見ながら余裕を持ってシュートを打てたかなと思います」

Q:アシストのシーンでは、中トップと石津選手の3人で最終ラインにプレスをかけて、連動した守備から高い位置でボールを奪って素早く攻めたというところで、アビスパの狙っている形が、非常によく出たシーンでした。
「ヨシ(吉岡)から自分のところにパスが出たんですけど、その出たタイミングで数的優位だったと思いますし、自分もたくさん選択肢がある中、ニアで(山岸)裕也と(重廣)拓也が潰れて相手を引っ張ってくれたことで、あそこの平行のところが空いたというところがあって、自分も落ち着いて見れたと思うし、ニアで引っ張って潰れてくれた人のおかげでもあるのかなと思います」

Q:パスを出した瞬間に、決まって当たり前みたいな顔して立ってらっしゃいましたけども、狙い通りのアシストというところでしたか?
「そうですね。本当にチームとして良い崩しができたのかなと思いますし、ああいうシーンどんどん増やしていければなと思います」

Q:チームはこれで9戦負けなし、リーグでは55連勝ということですが、この好調さを、どのように見ていらっしゃっいますか?
「ピッチに出ている全員が120%で頑張って、走って、戦ってというところの結果、そのご褒美じゃないですけども、それが結果につながっていると思います」

Q:今日の試合もいろいろとありましたが、最終的に4点取っての勝利というのは、チーム一体となって走って、奪って、ゴールを取りに行く姿勢が、今日の結果だったのかと思いますが、その辺はいかがでしょうか?
「ルヴァンカップの敗退が決まっていた中での今日の試合でしたけど、全員が本当に勝ちに行くというところを目指して、全員がハードワークした結果が今日の結果につながったと思いますし、最後の質、ゴールのところというところは、今日は本当に良かったのかなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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