「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第18節 福岡-神戸】「ボールを奪った時、握った時に効果的な攻撃ができたら良かった」/長谷部茂利

2021明治安田生命J1リーグ 第18節
日時:2021年6月19日(日)15:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/4,707人
結果:アビスパ福岡 1-2 ヴィッセル神戸
得点:[神戸]古橋亨梧(2分)、[福岡]山岸祐也(19分)、[神戸]アンドレス イニエスタ(80分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「開始早々の失点、またPKではありますが、2失点しては勝てない。自分たちも2点を取るチャンスはあったと思うんですけれども、もっともっとチャンスの数を作っていかないと、こういうゲームは勝てないなと思います。また選手起用のところも、スタッフと相談して選手たちの様子を見て、一番いいものというふうに考えてやっていますが、今日のところは、上手くはめることができなかったなと、そんなふうに反省しているところです」

Q:開始早々に失点した後から同点に追いつくまでは、非常に良いリズムで前からボールを引っ掛けて、アビスパらしい戦い方もできての得点だったかなと思います。けれども、後半はなかなか自分たちの形を出させてもらえなかった印象があります。その辺の要因はどういったところにあるとお考えでしょうか?
「前半の途中から自分たちの形、いい形、いい時間帯というものもあったと思うので、そこで違った形で点数が取れればと、そんなふうに思いました。また後半のところは、ハーフタイムで神戸さんが少し修正してきたのかなというふうに思います。我々の得意なプレーを出させないように、自分たちがいいプレーになるようにと。運動量が落ちたわけではないですし、自分たちが悪かったというよりは、神戸さんが少し修正して、8番の選手がパスを受ける方というのではなく、出す方に回っていたようにも少し見えました。そこが、自分たちが前半ほど上手く運べなかったところかなと思います。ただ、もう少しボールを奪った時、握った時に効果的な攻撃ができたら良かったなというふうに思います」

Q:今日は2失点というところで、ここのところ失点が続いていますが、細かいところの問題なのか、それとも修正しなければいけない大きな問題があるのか、その辺はどのようにご覧になっていますか?
「大きな問題というよりは、細かいところで修正がたくさんあると思います。シュートを打たれているシーンというのはだいたい修正しなければいけません。またPKになったシーンですね。あのシーンは手に当たっていたらハンドだと思うんですけれども、今日から新しいルールでやっているので、そこはまた映像を見て判断していきたいし、選手たちがプレーできるようにしていかなければいけません。またPKなのかなというシーンもあったので、そこもまた映像を見て、自分たちはPKを取りたいわけではなくて得点を取りたいわけで、そういう意味では、そこもまた選手たちと話して、得点につながるようにしていきたいなというふうに思います」

Q:今日はプレスのスイッチが、前線からなかなかかけにくかったように見えました。もっと以前なら、前からガツガツ行っていたようなイメージでしたが、今日は昼で暑いとか、ちょっとスリッピーなピッチだとか、相手に足下があるとか、いろんな要因があったと思いますが、そこは、監督はどのように捉えていらっしゃいますか?
「相手が上手だったと思いますし、取った場面も前半はあったので、全部取れるわけはないので、そういう意味では、前半の途中から少し良くなったというのもあったと思います。そんなに気にしていません」

Q:中島コーチ兼分析がいらっしゃいますが、神戸戦に向けて中島分析から提言されたポイントと、それに対して選手たちが実行できていたかどうか、その評価をお願いします。
「攻守にわたって3点ずつぐらい、相手のウィーク、また自分たちのストロングをすり合わせていたんですけれども、当然細かくは言えません。そこを実行できたかというと30、40%くらいですかね。狙いを持ってプレーしていましたが、それは攻守にわたってできていなかった方が多かったのかなというふうに思います。ただいつも良い提言をもらって、いい情報をもらって、選手たちはそこに対して真摯にプレーしてくれて、時々そのまま出ることもありますし、アレンジを加えて選手たちが表現してくれているという場面もありますし、非常に助かっています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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