「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J1第7節 福岡-鹿島】「何としても勝ちたかったので非常に悔しい結果」/金森健志/奈良竜樹

2022明治安田生命J1リーグ 第7節
2022年4月6日(水)19:03キックオフ
会場: ベスト電器スタジアム/ 4,751人
結果:アビスパ福岡 0-1 鹿島アントラーズ
得点:[鹿島]上田綺世(71分)

◎金森健志選手(福岡);
Q:敗戦という結果でしたが、アビスパらしく戦って互角の勝負を演じました。どのように振り返っていらっしゃいますか?
「みんなファイトして、鹿島相手に非常に良い戦いができたと思います。でも勝ちたかったですし、ホームでまだ勝ちがないという中で、鹿島の連勝を止めるという意味でも何としても勝ちたかったので、非常に悔しい結果になりました」

Q:先制されて難しくなった中、金森選手を含めて交代選手がリズムを変えて攻撃に出ました。どんな想いでピッチに出て行ったのでしょうか?
「自分が試合を決めるという気持ちでピッチに入りました。出場する前に失点してしまっていたので、まずは1点を返して、それができればうちに流れが来ると思っていたのですが、それができずに残念です」

Q:最後は相手のGKに阻まれましたが、あそこはどんな想いで狙ったのでしょうか?
「狙い通りの軌道ではなかったですけれども、最後に結果を残すか残さないかで僕のサッカー人生も変わってくると思いますし、ああいうところで一発、二発決めて逆転してチームを勝たせるような選手にならないといけないなと思っています」

Q:試合が終わった後にスタンドから大きな拍手が送られました。『次、頑張れ!』というサポーターのメッセージだったと思います。
「ファン、サポーターのみなさんは常に自分たちと戦ってくれていますし、必ず、この拍手に応えなくてはいけないなというふうに強く感じました。次はアウェイで広島戦ですが、必ず勝点3を取って福岡に帰ってきたいなと思っています」

◎奈良竜樹選手(福岡);
Q:鹿島に敗れてしまいましたが非常に激しい試合でした。どのように振り返っていらっしゃいますか?
「相手の特長やストロングの部分というのを、ある程度理解した中で試合に入りましたが、その中で、局面、局面の試合巧者ぶりというか、もっと自分たちにしっかり集中しないといけないなと思う場面もあったし、向こうはうまくファールを誘ったり、逆にうまくファールをしたり、流れを止めるところや流れを自分たちの持っていくというところが、僕たちよりも優れていたなと思います。スタイル的には、僕たちも局面のバトルというところは常に高い要求でやっているつもりでしたけれども、こういう試合を自分たちのものにしていくためには、もっとそこの部分を上げていかなくてはいけないと思います。今日の試合も得点が取れずに、逆に1点取られてしまって、結果としては悔しいですけれども、ただ、やり続けるしかないと思っているし、自分たちはこのスタイルで、去年、結果を出して、もちろん、アップグレードしなければいけない部分や、自分たちがもっともっと高めなければいけない部分はありますけれども、ベースの部分というところでは、リーグの中でも局面の戦いの部分でトップクラスのチームとの試合で、それぞれが感じたものがあると思うし、僕自身ももっともっとやっていかないといけないなと感じました」

Q:今日は鈴木優磨選手と90分間バトルしていましたけれども、どういった部分を意識されていたのでしょうか?
「彼が海外に行く前にも何度か対戦したことがあって、その時よりも、よりゴール前だけではなくて組み立ての部分もこなせるような、そういう選手になったという情報があって、自分がどこまで付いていくのかというところ、もちろん、ゴール前での動きというところも特長があるので、そこはしっかり離さずにというところで、離すところと付くところ、あとは心理的な駆け引きだったり、そういうところも、ある程度楽しんでやれたかなと思います」

Q:今日は今シーズン初出場になりましたが、これからフルパワーでやっていけそうな手応えはありますか?
「やはりチームを勝たせられるような、そういうところにしっかりと自分もなっていきたいと思うし、試合に出たからには、やはり勝たなければ選手の価値というものは上がっていかないと思うので、今日は残念な結果でしたけれども、またしっかりと自分のコンディションもチームのレベルアップも含めて、いい準備をしていきたいなと思います」

Q:ここまでなかなか試合に出られない状態が続く中で、自分の中でここまで長引くと思っていらっしゃったのかということと、なかなかいい試合をしても勝利に結びつかないという試合が続いていましたが、それをどのように見ていらっしゃったのかを教えてください。
「まず自分のコンディションに関しては、言えるところと言えないところもあって、ようやく試合ができるコンディションになったというところで、今日、初めての試合になったんですけれども、コンディションの部分というのはまだまだ上げていかなければいけない部分もあるし、チームの状況ということでは、守備は踏ん張っていたけれども点が取れずにというところで、攻撃の選手にはもっと攻撃でパワーを使ってほしいなというところもあって、ただ、今日もなかなかラインを押し上げることができなかったり、カウンターを打った後にチームとしての押上げができなくて、2トップに収められるというところもありましたし、その辺に関してはディフェンスラインがリーダーシップを取ってコントロールしなければいけないなと感じました」

Q:失点シーンに関しては上田選手の見事なシュートでしたけれども、今振り返って、こうしておけば防げたのではないかということがあれば教えてください。
「まだ映像を振り返って見ていないので詳しい状況は把握していないのですが、ただ、鹿島の強み、2トップの個の力というものは認識して試合に入ったつもりで、僕はどちらかと言えば鈴木優磨選手で、宮選手が上田選手というところの役割分担がはっきりしすぎちゃったのかなというところがあります。あの場面では、1人が裏に流れたような、それを宮選手が気にして上田選手への寄せが遅れてしまったというのがあって、詳しいところははっきり分かっていないですけれども、もし、もう一歩僕が上田選手に寄せていれば前を向かれなかったのかなとか、僕も自分のところの状況で精一杯になっていたところもあったし、うまく宮に寄せるように、もう一つ早く声掛けすることができたら、もう一歩寄せることができたら枠にいかなかったかなとか。一振りで試合を決める力があるということは本当に素晴らしい選手だと思うし、そこで僕たちもより距離を詰められるように、チームとして反応できるようにというところは、もっともっと高めていかないといけないなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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