「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J1第8節 広島-福岡】「僕を動かしてくれた何かがあったのではないかという気持ち」/村上昌謙

2022明治安田生命J1リーグ 第8節
2022年4月10日(日)14:03キックオフ
会場: エディオンスタジアム広島/8,570人
結果:サンフレッチェ広島 1-0 アビスパ福岡
得点:[広島]柴﨑晃誠(90+4分)

◎村上昌謙選手(福岡);
Q:最後の最後でやられてしまいました。今日の試合をどのように振り返っていらっしゃいますか?
「勝たないといけない試合だったと思います。攻撃のところでチャンスもありました。その中で苦しい時間をしっかりと耐えて、あの時間までこられたというのはすごく良いことであったと思うのですが、ああいう形で失点したというのは、自分自身もそうですし、チームとしても非常に痛かったというのが率直な気持ちとしてあります」

Q:今日はアビスパらしさが出なかったというか、守備がはまらなかったなという印象があります。どのあたりに難しさを感じていらっしゃいましたか?
「やはりJ1は日本のトップリーグですし、全部が全部、すべてが上手くいくわけではありません。それができていれば優勝していると思いますし、そう考えたら僕たちはチャレンジャー、去年初めてJ1に残留したチームぐらいのレベルのチャレンジャーなので、はまらないときにどうやって守るかというところにフォーカスすべきだと思います。それがすべてできなかったわけではなく、できていた時間もありましたし、自分たちがボールを持てる時間もたくさんあったので、自分たちが苦しい時にどうやって戦うか、自分たちを信じてやってきたことを突き詰めていくというのが一番大事じゃないかと僕は思います」

Q:そういう意味では、苦しい試合でしたけれども、あそこまでいったら無失点で勝点1を取らなければいけなかったというところでしょうか?
「僕はGKなので最後まで0で抑えるというのが一番大事なことだと思います。それができれば勝点は1か3、必ず取れると思うので、それを心がけて僕自身はやっています」

Q:そんな中で今日はPKを止めてチームのピンチを救った場面もありました。
「僕自身は本当に無我夢中でした。止めてやりたい、仲間を救ってやりたいという気持ちでした。PKの笛が鳴って、相手が助走を始めたときは無の状態で、気づいたらボールに食らいついて、ボールに触っていたという感覚的なプレーでした。今日、応援に来てくださったファン、サポーターのみなさんの願いであったり、DAZNで応援してくれるアビスパサポーターの想いが乗ったのではないかなと僕は思っています」

Q:コースを読んだというよりも・・・
「そうですね。身体が動いたという感じです。正しい表現かどうか分からないですけれども、僕を動かしてくれた何かがあったのではないか、そんな気持ちです」

Q:最後の失点シーンですが、それまではクロスボールに対してやられていなかった印象がありますが、あのシーンで何か思うところはありますか?
「まだ映像をしっかり見ていないので、僕自身の主観になってしまって申し訳ないのですが、あそこのシーンでマークに付ききれなかったというのがあったと思いますし、クロスを上げられた時のディフェンスの角度がどうだったか、その前にプレーを切って、サイドに切って時間を稼ぐというよりも、自分たちが整った守備ができるようにすることもできたのではないかと思います。ただ、まだ映像を見ていないので、こうした方が良かったとはっきり言える状況ではないので、しっかりと確認して、次の試合がすぐに来るので、修正することが次の勝点につながっていくと思います」

Q:勝ちきれない試合で、ここへきて2連敗と、なんとなく流れが悪くなっています。立て直すために、次に向かってどのように向かっていきたいとお考えでしょうか?
「今は負けてしまって非常に悔しい気持ちですけれども、僕たちは前に向かっていくしかありません。今日の負けも前に進む一つの材料としてどのように捉えるかということが大事だと思います。2連敗という事実がありますけれども、ここで雰囲気を落とすのではなく、2連敗を乗り越えて、いかにして次に連勝していけるか、勝点3を積み上げていくチームになれるか、それが本当に大事になってくると思います。それができるチームが強いチームだと思いますし、J1で戦うべきチームだと思うので、まだまだリーグは続きますから、そういうチームになっていけるように盛り返していきたいと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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