「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J1第9節 福岡-C大阪】「勝ちが少ないのは承知しているが勝点を積んでいくことも大事」/前寛之

2022明治安田生命J1リーグ 第9節
2022年4月17日(日)17:03キックオフ
会場: ベスト電器スタジアム/5,181人
結果:アビスパ福岡 0-0 セレッソ大阪

◎前寛之選手(福岡);
Q:チャンスもあり、ピンチもあった試合でした。どのように振り返っていらっしゃいますか?
「まず両チームともフォーメーションが一緒だったので、個々のバトルであったり、こういった展開になりそうだなというのは試合前から考えていました。どちらが点を取るかという流れになっていたと思いますし、セットプレーを含め、自分たちの方がゴールに近づくシーンというものが多かったと思うので、一つでも仕留めることができて勝ちに持っていくことができればなと思います」

Q:監督は、ノッキングするというまでではないけれども、最後のところがうまくいかなかったとおっしゃっていました。攻撃の課題、手応えのような部分は、どのように見ていらっしゃいますか?
「今日に限っては、ファンマとルキアンという前線にターゲットになる2人がいて、また、両サイドにタツ君(田中達也)とジョルディがいたので、クロスから得点を狙うというような意図が取れるような配置だったと思います。クロスの回数で言うと、もっとないとチャンスに結びつかないなと思いましたし、ゴールに近づくプレーのシチュエーションというもののバリエーションが、あまり多くなかったのは反省点ですね」

Q:ボールホルダーへのサポートや、ゴール前に入ってくる人数が、開幕当初と比較すると少なくなっている印象があります。その辺りは組み立ての段階での問題が影響しているということでしょうか?
「そうですね。組み立ての部分と、みんながどういう意図でボールを前に運びたいのかというところで少しズレがあるのかなという部分はあります。もう少し下で組み立てたい。ただ、相手のプレッシャーがある中でロングボールが入る。そうなるとやはり距離感はどんどん悪くなりますし、時間帯と相手の状況、味方の状況を見て、選手間の距離というものは選手個人が判断してやっていくべきだと思うので、組み立ての部分で自分たちに主導権があるのにうまくいっていないというのは話し合いながらやらなければいけないことなのかなと思います」

Q:リーグ戦では連敗を止めた形になりましたが、勝点は1。この勝点をどのように捉えいらっしゃいますか?
「連敗を止めることが大事でしたし、今現在勝ちが少ないのは重々承知していますが、こういうふうに勝点を積んでいくことも大事だと思いますし、引き分けのゲーム、勝点1のところから勝点3にもっていく作業の方が大事だと思うので、勝点0で終わらないような戦い方をするというのは、今はチームにとって大事なのかなと思います」

Q:今日のボランチの相方には重廣選手が入っていました。前に出るところに特長がある選手ですが、そういった意味で気を付けていらっしゃったことを教えてください。
「より多くボールタッチさせてあげることとか、攻撃にクオリティがある選手なので、どういうふうに前に行かせてあげられるか、僕の方は後ろでどういう役割を担わなければいけないのか、2トップに絡ませてあげることが、今日の相方のボランチとして僕がやる仕事でした」

Q:感触としてはいかがでしたか?
「シゲ自身ももっとボールが触りたかったでしょうし、2トップに入った後にいい形で受けられるシーンというものが少なかったので、さっきの話ではないですけれども、組み立ての部分で、ああいったようにロングボールが増えるとシゲもあまり活きないので、ターゲットになる2人がいて、そこへ絡んでいけるボランチがいたので、そういった狙いというものを把握しながらやりたかった試合ではありました」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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