「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第12節 福岡-湘南】「最高の結果にはならなかったが非常にポジティブなものが残った」/山口智

2022明治安田生命J1リーグ 第12節
2022年5月7日(日)17:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/ 5,535人
結果:アビスパ福岡 0-0 湘南ベルマーレ

◎山口智監督(湘南);
Q:試合を振り返って
「前半は素晴らしい形で、攻守ともにやってきたことを出してくれた試合だったと思いますし、あわよくばそこで1点が取りたかったというのが本音ですけれども、一人少なくなってからも、後半、それを補う運動量と関係性で、チャンスも1本ありましたし、守備に関しても0で抑えられたのは前向きなところかなと。もちろん勝てていないので、最高の結果にはならなかったですけれども、非常にポジティブなものが残ったゲームになったと思います」

Q:後半10人になって形も変えたと思うんですけれども、選手交代も含めて、どういったところを狙って采配を振るわれたのでしょうか?
「アビスパさんのサッカーに対して、5枚、後ろが3バックでいると、なかなか攻めのところで行けないなと、押し込まれるなというのは見えていたので、なるだけ相手のボールホルダーに対して行ける距離を取りたい中での形の変化でした。それでもシンプルに入れてこられてピンチはあったと思うんですけれども、思った高さでの守備はできていたと思いますし、そういう狙いがあって後半に入ったので、選手がよく理解しながら、やったこともないことを表現してくれたなと思います」

Q:前節の大敗を思うと切り替えが非常に重要な試合だったと思います。そういう中で、しかも劣勢の中でポイント1を取れたのは大きいと思います。改めて、前節からの立て直しと今日の勝点1の評価を教えてください。
「評価は常にしているんですけれども、結果に対して一喜一憂するところがあって、引きずることも多いので、『自分たちはそうじゃないよ』『そこだけではないよ』というところは、この間の敗戦を受けて選手と向き合ってきたところです。選手も理解していますし、僕が言わなくてもやれるところがあるので、そういう準備の中で迎えたのが今日の試合で、見てもらってどういうふうに感じたのかは分からないですけれども、僕の目からすると、前節のことは関係なしにこの試合に懸けてくれたのかなというふうに思います。だからこそ0で抑えられましたし、ああいう退場があって、劣勢で受けになりそうな状況でも前向きにトライしている部分が多かったのかなと思います。なので、勝点3が欲しかったですけれども1に値するゲームだったのかなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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