「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第17節 清水-福岡】「描いていた絵がはまらないことが多かった、相手の方が良かった」/長谷部茂利

2022明治安田生命J1リーグ 第17節
2022年6月18日(土)18:03キックオフ
会場:IAIスタジアム日本平/10.920人
結果:清水エスパルス 3-1 アビスパ福岡
得点:[清水]西澤健太(7分)、チアゴ サンタナ(41分)、[福岡]山岸祐也(80分)、[清水]べンジャミン コロリ(85分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「ミスもありましたし、相手の上手なプレーもありました。失点してはいけない時間帯、また、盛り返して、短い時間帯ではありましたけれども自分たちのペースになり、得点を取った時間帯で3失点目をしてしまった。それでゲームが決まってしまったので、その辺がまだ力がないなと思いました。攻守にわたって自分たちが描いていた絵がはまらないことが多かった、相手の方が良かった、そんなふうに思います」

Q:相手に上回られた部分も多かった試合でしたが、3失点という結果はチームのスタイルを考えると取られすぎたという印象もあります。
「3失点してしまっては勝点を取るのは難しく、負けてしまうのが常ですね。自分たちが得点を取れないというよりは、3失点してしまうのはサッカーではあってはならないような、そんなゲームでした。シュートを10本、20本、30本も打たれたら3失点しても仕方ないと思いますが、そういうゲームではなかったと思うので、自分たちに矢印を向けて、ミスをもう少し少なくして、良いプレーをもう少し回数を増やしていきたいと思っています。それは守備のところも、攻撃のところも、そのように考えています」

Q:途中交代の田中達也選手がSBの位置に入りました。どのような意図があったのでしょうか?
「左サイドのエリアから攻撃を仕掛けてほしい。また右に(金森)健志を入れましたけれども、そこも右から攻撃を仕掛けてほしい、そんな形でした。決して左SBではなくて、攻撃的に少し立ち位置を変えながらチャレンジしてみました」

Q:先制点のシーンはフアンマ選手に当てようとして跳ね返されてカウンターを受けた形でした。あの場面では、具体的にどのようにところを注意すべきだったとお考えでしょうか?
「相手が狙っているところに、相手がやりやすいボールを入れてしまった、そこに問題がありますし、その後の対応もあまりよくありませんでした。人数はそろっていたと思うので、そこは守るべくして守らなければいけません。自分たちがチャレンジした時というのは、必ずミスとかピンチももちろんあるんですけれども、そういうプレーに対して自分たちは準備をしています。その準備していたことがうまく機能しなかった、ミスが2回、3回続いてしまい、よく言われますけれども、やはりミスが3回続くと失点とか大ピンチになってしまう、そんなふうに捉えています」

Q:今日はボールを握る時間も多くありましたし、セットプレーからのチャンスもありました。その中で1点を取ったということを、どのように捉えていらっしゃいますか?
「もう少しミスなく、ラストプレー、ペナルティエリアに入っていくようなプレーにつながるようにしたいというところですね。その前段階でボールを失ってしまったり、意思の疎通が合わなかったりとか、キックミスのような技術的なミスも含めて、そういうことがあったので、それを少なくして、もう少し自分たちが得点が取れそうだという匂いがする攻撃を仕掛けたいなと、数多くしたいなと思います。足りないと思います」

Q:差し支えなければ教えていただければと思います。エスパルスに対してスカウティングもされてきたと思いますが、今日、実際に対戦してみて想像と違ったところがあれば教えてください。
「スカウティング通り、良いチームでした。攻撃が上手だというのは分かっていましたし、良い守備から良い攻撃になっていたところが今日の清水さんだと思います。これまでよりも守備から攻撃のところ、1失点目はカウンターから奪われましたけれども、3失点目もそうですね。ああいうところが良かったのではないかなと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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