「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 YBCルヴァンカップ準々決勝#2 福岡-神戸】「悔しいけれど素直に負けを認めるしかない」/吉田孝行

2022Jリーグ YBCルヴァンカップ 準々決勝第2戦
2022年8月10日(水)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/7,021人
結果:アビスパ福岡 1-0 ヴィッセル神戸
得点:[福岡]ルキアン(43分)

◎吉田孝行監督(神戸);
Q:試合を振り返って
「ルヴァンカップ敗退ということで、本当に悔しいですし、残念ですけれど、終わったことなのでもう次のリーグに切り替えていきたいと思います。試合に関しては、プレータイムが本当にすごく短かったと思います。前半の最初から、相手は人数が少ないということで時間を稼ぐということをしてきたというのは、これもやはり戦略だと思うし、素直に負けを認めるしかないし、悔しいですけれど、もう次に切り替えたいなと思います」

Q:マテウス トゥーレル選手が良かったと思いますが、彼の評価と、あの時間帯で下げた理由を教えていただけますか?
「パフォーマンスは非常に良かったと思います。前回のJリーグのデビュー戦よりもさらに自信を持ってできていたと思いますし、自分としては評価しています。交代の理由については、そこはちょっと話せません。アクシデントではないです」

Q:これで公式戦4連敗になってしまいましたけれども、そのことについてはいかがでしょうか?
「当然、すべて勝ちたいと思ってやっていますけれど、今は正直、チーム全員で、いるメンバーでやって、とにかくJリーグというのが大事というのも、クラブとしても理解していますし、選手もみんな理解してくれています。ただ今日は落としに来たというわけではないですし、勝つメンバーを選択するためにベンチメンバーもいつも出ているメンバーを連れてきました。ただもう切り替えるしか本当にないと思うので、切り替えていきたいと思います」

Q:次はリーグ戦というところですけども、今のチームの課題というのは攻撃面にもう少し工夫が要るのか、それとも守備面での粘り強さなのか、あるいは新戦力が入ってからの連携面とかがまだ取れていない部分があるのか、どういったところに手をつける必要があるかなというふうに感じていますか?
「まずは得点に関してもやはりゴール数も少ないと思いますし、もっといろんな選手が得点できるようなチームにはしていかないといけないなと思っています。守備に関しても、もちろん新しく入った選手というのは、当然すぐにフィットするわけではないですし、個人のコンディションとかそういうのは上がってきたとしても、戦術のところでのちょっとしたところのずれというのはあるとは思うんですけれど、それも今日の試合に関しては、すごく気持ちをみんなが持って戦ってくれて、そういうところも埋まってきていると思います。こうやって試合を重ねることによって良くなるのかなというふうにも思っていますけども、とはいえリーグはもう中2日で、しかもアウェイ、アウェイですから、そこはみんなでもう一度、戦術の確認をしっかりして、戦う方向というのをしっかりして臨んでいきたいなと思います」

Q:昨日、槙野選手が、セレッソ戦後に、ある程度主力を集めてミーティングをして、今日の試合は変わった姿を見せられると思うとおっしゃっていました。監督から見て、残念な結果ですけれども、あえて収穫を挙げるとしたら、そういうことになりますか?
「変わったところを見せたいという槙野の言葉通り、自分は変わったところは見ることができたと思います。ただ0点で終わったというのは、先ほどもロッカールームで言いましたけれども、チームとしてはそこはやはり反省して、とにかく前半からシュートを打とうと。多分、前半は少なかったと思うので、そこをもっとどんどん打っていこうと。もちろん試合の前からも言っていたのですけれど、ハーフタイムにさらに強めて言って、後半はそういうシーンというのも出てきたと思います。そういう意味では、少しは変わったと思いますし、これをどんどんどんどん、さらに良い方向にしていければなと思います」

Q:得点というところでは、まだ形にこだわりすぎているというか、シュート数が少ないというところで、もっと積極的にというふうなところでしょうか?
「積極性は正直、少し前半は足りなかったと思います。ペナルティエリア付近でも、打てそうなところでも思い切って打たないシーンというのもありましたし、やはりサイドの突破というところだけになっている部分もあると思うので、もっと中のところの思い切りの良さですね。打てば何が起こるか分からないですし、そういうところというのは、さらに今後強めていければなと思います」

Q:良い部分を見られたというお話があったので大変恐縮なんですけれど、失点シーンについて、槙野選手が競っているサイドのところでサポートに走る選手がいなかったり、相手の逆サイドを走るところのマークが遅れてしまったというシーンだったと思います。その辺りで、前回の試合の後に『人任せになっている』という言葉をもらす選手もいました。その辺りについての改善点について、もう少しお話しいただけますでしょうか?
「いや、あのシーンに関しては、ラインを割ったか割っていないかという判断を勝手にしたというところがすべてだと思います。そこは槙野自身も試合後にみんなに謝っていましたけれど、これからそういうミスというものはしてはいけないと思いますが、今日出たということはもう今後に繋がるものだと、チームとしてメッセージとして出せるのかなと。プレーを止めない、とにかく外に蹴るというところだけだったと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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