「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第25節 鹿島-福岡】「相手との差というのは点数と同じように質が足りなかった」/長谷部茂利

2022明治安田生命J1リーグ 第25節
2022年8月14日(日)18:03キックオフ
会場:県立カシマサッカースタジアム/18,289人
結果:鹿島アントラーズ 2-0 アビスパ福岡
得点:[鹿島]オウンゴール(10分)、エヴェラウド(90+3分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「試合早々に1失点してしまいまして、それに前半はずっと引っ張られたというか、相手の流れで2失点してもおかしくないような、セットプレーも含めて危なかったなという印象です。後半、少し立ち位置を変えて、自分たちがどうにかゴールに迫れるようにという形を取りまして、少し良くなったと思いますが、結局、得点を取れず、最後もチャレンジしましたが失点してしまって、相手との差というのは、点数と同じように質が足りなかったなというふうに思っています。相手は非常に強かったと思います」

Q:おっしゃったように、最初の1点で、あとはずっとゲームコントロールされてしまったなという印象でした。ゲームの分析これからだと思いますが、現時点で、ゲームをコントロールされた中で、何かやれそうなことがあったとしたら、どんなことだとお考えでしょうか?
「この暑さの中でゲームを変えるのは簡単ではない。飲水タイムも含めて、そういうチャンスがあるんですけれども、今日はないという、そういうジャッジでした。またレフェリーのジャッジもそう、相手のファールの質、ファールそのものもそう、それも含めて強い。それを自分たちに持ってくる。相手のチームのことなので、こんなことを言っていいかどうか分かりませんが、ここ最近の鹿島ではなくて、元々持っている鹿島の形、鹿島の強さみたいな、そんなものを感じました。そこに打ち勝つには非常に難しい。簡単に流れを変えられるものではないし、相手の何人か素晴らしい選手がいるので、そういう選手たちに打ち勝っていかないと、引き分けに持ち込んでいかないと、難しい状況は変えられないのかなというのが今日の実感です」

Q:今日のスタメンは10日のルヴァンカップのスタメンとほぼ同じでした。これはコンディションのところが大きかったと思いますが、中3日というタフな状況の影響というものは感じられましたでしょうか?
「感じました。見ての通り躍動感は少しなかったなという印象です。必死に攻守にわたって、切り替えのところも走っていましたが、球際も戦っていましたが、勝つ場面というのは少なかった、相手が勝つ場面が多かったと思います。せめて引き分けぐらいに持っていかないと、当然、勝点を取るのは難しいなと、そういう印象です」

Q:後半途中から入った選手は、おそらくいろんな体調不良の状況から復帰された選手が多かったと思います。その選手たちの今日プレータイムというのは、あらかじめ決めてあったのかということと、前選手、山岸選手など中心となる選手たちの今日のパフォーマンスはいかがだったでしょうか?
「プレータイムは決めていません。途中交代で流れを変える、良くするという意図を持って変えましたまた、出来に関しては、みなさんが見ての通り、最終的には0-2なので、良くなかったなというふうに思います。ただ、個人が悪いわけではないです。チームとして、グループとして、もう一つ、こういう強いチームと当たって、戦って、勝ちを取るチームになるために何が必要なのかというのを、また選手と突き詰めていきたいなと思います」

Q:おそらく、今日はサイドからのクロスでチャンスを作りたかったのではないかと思いますが、クロスが低くて弾かれるというケースが多かったと思います。いろんな要因があると思いますが、監督としてどのようにご覧になっていますか?
「先ほども伝えたように、やはり最後の、特に得点を取るには質が必要だと思います。スピードだったり、高さ、パワーだったり、技術だったり、一番大事なのはボールを扱う技術、パスだったりドリブル、最後はシュートですね。そこが大事だと思います。そこが少し足りなかったと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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