【Jクラブ戦術フォーカス/横浜F・マリノス】まるでマンチェスター・シティ!徹底したニアゾーンの攻略で相手の守備を無力化。合理的で再現性が高いマリノスの攻撃方法
好調をキープする横浜F・マリノス。圧倒的な攻撃力を分析すると、「ニアゾーン攻略」というキーワードが浮かんできます。そうあのペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティが得意とする攻撃方法です。毎週金曜日に配信予定のJリーグフォーカス、今回は横浜F・マリノスのニアゾーン攻略法に徹底フォーカスします。
18試合30ゴールの破壊力を誇るマリノスの攻撃メカニズム
第18節時点で最多30ゴールを記録している横浜F・マリノス。どうして得点をとれるのかを考えてみたいと思います。
第一にはボール支配率が平均61.9%で最も高い(Football LABより)。ちなみに2位は名古屋グランパス(58.6%)、3位ヴィッセル神戸(57.7%)となっております。ポゼッションが得点に直結するわけではありませんが、ボールがないと攻撃はできないので1つの指標にはなるでしょう。
得点パターンではクロスボールからが一番多くなっています。ただ、これはどのチームもだいたいそうなので横浜FMに特有の傾向というほどではありません。どういうクロスなのかが、横浜FMの得点力により関係があるように思います。
横浜FMの攻撃のやり方を見ると、明確に「ある場所」への侵入を狙っていることがわかります。
図で影をつけた部分です。ニアゾーンと言ったり、ペナ脇、ポケットなど、人によって呼び方はいろいろあるみたいですが、ここではいちおうニアゾーンと呼ぶことにします。
では、なぜここを狙うのか。
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