西部謙司 フットボール・ラボ

【J1第24節分析レポート①】鹿島のビルドアップはなぜ安定感抜群なのか? 攻守に狙いどおりもガンバ大阪の偶発的な2発でドローに終わった常勝軍団の機能性

毎週、火曜日にお届けするJリーグ戦術分析。今週は、J124節の鹿島vsG大阪、鳥栖vs神戸、名古屋vs横浜FMを中心に3回に分けてレポートします。

ガンバ大阪にサイドを攻略されても崩れなかった鹿島の堅守

鹿島アントラーズはガンバ大阪に2-2の引き分け。試合内容からすると、G大阪が何とか引き分けに持ち込んだという印象でした。

鹿島の4-4-2の堅固な守備ブロックに対して、G大阪がいかに攻撃の糸口を見つけていくかに注目していたのですが、なかなか難しかったようです。何回はいい形は作れていてはいますが散発的。2つのゴールは偶発に近いものでした。鹿島は攻守にイメージどおりのプレーができていたと思います。ただ、最後のフィニッシュへ結びつけるところでもう少しアイデアがほしかったかもしれません。

マッチアップを見てみましょう。

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