西部謙司 フットボール・ラボ

【J1第24節分析レポート③】内容と点差が釣り合わなかった名古屋vs横浜FM。名古屋は攻撃に問題なしも弱点が露呈。マリノスはCF不在問題に答え

毎週、火曜日にお届けするJリーグ戦術分析。今週は、J1第24節の鹿島vsG大阪、鳥栖vs神戸、名古屋vs横浜FMを中心に3回に分けてレポートします。

名古屋はこのスタイルなら長谷川や米本がやはり必要? かなりエグかった右ウイングのエリキ

名古屋と横浜FMのほうは、内容と点差がやや釣り合わない試合でした。開始早々にPKからマルコス・ジュニオールが先制しますが、仲川輝人への吉田豊のファウル判定はちょっと厳しいかなという印象。3点目のPKにつながる仲川への宮原和也のファウルも同様。判定が一貫しているといえばそうですが、プレミアリーグならファウルはとられないかもしれませんね。しかも、これで宮原が退場になったのは名古屋にとっては痛かった。

10人になってからも名古屋が攻め込んでいたのですが、横浜はカウンターから次々にチャンスを作って2点を加点しています。終わってみれば5-1、2点目のエリキが見せたオーバーヘッドシュートは素晴らしい美技でしたが、全体的には名古屋が攻めていたので意外な点差という感じがしました。

ともに攻撃型のチーム、ただし攻撃の特徴は違っていて、この試合でもよく表れていたと思います。

(残り 1087文字/全文: 1583文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ