西部謙司 フットボール・ラボ

【J1第26節分析レポート② 横浜FM3-0広島】白熱した上位対決。戦術的には広島のゲームも後半に流れを変えたマリノスの打開策とは?

毎週、火曜日にお届けするJリーグ戦術分析。今週は、J126節の鹿島アントラーズvsFC東京、横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島を2回に分けてレポートします。

戦術的な相性や噛み合わせでは広島が有利だったが…

こちらは3、4位対決。スコアは横浜F・マリノスの完勝ですが、あまり内容を反映していません。互角の試合でした。むしろ戦術的には広島のゲームだったかもしれません。

実力が均衡している両チームですが、戦術的な相性といいますか、噛み合わせの面で広島が有利だったと思います。横浜FMはビルドアップの出口として、ハーフスペースのサイドバックを使っています。いわゆる「偽SB」ですが、これは他チームにない特徴といえます。ただし、広島のような3-4-2-1の相手だと、

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