【Jクラブ戦術フォーカス/ベガルタ仙台】鹿島に似た機能性で戦術的によく整備されたスタイル。それでも、いまひとつ勝ちきれない理由とは?
オーソドックスなスタイルで攻守に整理されているベガルタ仙台だが、現状は残留争いに巻き込まれてしまっている。どうすれば仙台は勝ち切れるようになるのか? 徹底フォーカスする。
オーソドックスな4-4-2に潜む長所と短所
第28節時点では14位。残留争いを強いられているベガルタ仙台ですが、戦術的にはよくまとまったチームです。まとまりすぎているというか、オーソドックスなところが案外ネックになっているのかもしれませんが、攻守にスムーズではあります。
開幕からしばらく3バックでしたが、第10節川崎フロンターレ戦から4バックに変更。以降はほぼ4-4-2で一貫しています。4-4-2といえば、首位争いをしている鹿島アントラーズ、FC東京がそうですが、機能性の点では鹿島に似ている感じがします。そこに大きな差はない。4-4のブロックでしっかり守れて、パスもつなげます。ビルドアップの工夫もあります。
ただ、教科書どおりなので相手には読みやすいかもしれません。そこは長所であると同時に、いまひとつ勝ちきれない理由かもしれません。
相手にとって対策しやすくなっている可能性あり?
典型的な4-4-2ですね。メンバーはこんな感じでしょうか。入れ替えはありますが、4-4-2は同じです。
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