西部謙司 フットボール・ラボ

【J1第31節分析レポート① 鹿島0-2川崎】鹿島のお株を奪う勝ち方。フロンターレの強みが凝縮されていたフリーマン家長の縦横無尽な動き

今週のJリーグ分析レポートは、J131節の鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ、横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌を2回に分けてレポートします。最終節までもつれそうな優勝争いを制するのはどこになるのか?

優勝争いに踏みとどまった川崎とまだまだ十分チャンスはある鹿島

残すところ4試合、鹿島アントラーズと川崎フロンターレは川崎が勝利。鹿島は首位陥落となり、FC東京が返り咲きました。川崎はFC東京と5ポイント差。あと3試合なので数字上はまだ優勝争いに踏みとどまっております。

三竿健斗のいない鹿島、中村憲剛が欠場の川崎。一進一退のまま前半を終えると、後半は鹿島がボールを支配して攻め込む展開になります。しかし、川崎はFKから山村和也がヘディングで決めて62分に先制すると、71分には電光石火のカウンターから小林悠が抜け出してシュート、ポストに当たったこぼれ球を長谷川竜也が押し込んで2-0。辛抱強く守り、セットプレーとカウンターで得点という川崎の勝ち方はむしろ鹿島っぽかったかもしれません。

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